凸版印刷は、同社が運営する電子チラシ・サービスである「Shufoo! (シュフー)」における「Shufoo!お買い物動向レポートVol.7 年末年始期の「Shufoo!」アクセス動向」を発表した。

同調査は同社が、2015年12月30日~1月5日における同サービスのアクセス状況を分析すると共に、同サービスのユーザー3万4,439人に対してアンケートを実施したもの。

アクセス件数を見ると、元日0時台にチラシ閲覧数が急増し、通常期の0時台の約6倍となったという。元日0時台にでチラシを見た理由では、「新聞が来る前に福袋や初売り情報をゲットしたかった」「福袋情報が早く見たかった」「年始の情報を寝る前に知りたいと思った」といった回答があり、朝刊を待てない人や初売・福袋情報をいち早く入手したい人が、元日を迎えた途端にチラシをチェックする傾向があると同社は見る。

通常期と1月1日の時間帯別チラシ閲覧数の比較

カテゴリー別にチラシの閲覧数を比較したところ、スーパーのチラシ閲覧数が通常期と比べて2.0倍に増加し、同様に、家電店は11.1倍、スポーツ用品・自転車は17.8倍に増加しているという。

通常期と1月1日のカテゴリー別チラシ閲覧数の比較

年始年始に家電店やスポーツ用品・自転車のチラシを見た理由を尋ねると、家電店では「欲しいと思っている家電が安く売られているか知りたかったから」、スポーツ用品・自転車については「福袋が買いたかったから」「福袋の中身を知りたかったから」という回答があり、この時期には家電やスポーツ用品など嗜好性が強い商品を、初売価格や福袋で得に購入したいと考えているユーザーが多い傾向が明らかになったと同社は分析する。

なお、今回の年末年始期におけるShufoo!のチラシ閲覧数は過去最高を記録したという。前回(2014年末~2015年始)と比べ1.2倍に増加し、来訪したユーザー数も1.3倍に増加したとのこと。

また、2015年12月時点でShufoo!アプリの累計ダウンロード数は800万を突破し、サイト規模は拡大が続いているという。また、今回の年末年始期にShufoo!で掲載した初売・福袋関連のチラシは約1万3,000枚となり、前回の1.8倍に増加したとのことだ。

同社は、同サービスのサイト規模が拡大すると共に、電子チラシのマーケットは盛り上がりを見せているとし、この傾向は2016年も続いていくことが見込まれるとしている。