――ポージングなどのテクニックはどのように習得していったんですか? 独学?

そうだと思います。もともとグラビアが好きで、中学生ぐらいの頃から雑誌の『BOMB』を毎月買っていました。"太陽と女の子"のような健康的なグラビアが好きでした。

一昨年から去年にかけて、撮影会を週4くらいのペースでやったんですが、その時のファンの方々に鍛えられました。ファンとプロカメラマン、求められることがそれぞれ違うんですよね。プロの方は自然な流れでポージングが決まっていきますが、ファンの方は撮りたいポージングが決まっているので、そこに行きつくまでの工夫もあります。

週4で8時間ぐらいやっていたので、「この仕事つらいでしょ」とか心配されますが、あまりつらいと感じたことはなくて。友だちが少ないので、ファンの方々とのふれあいが楽しいのかもしれません(笑)。

――小池栄子さんが憧れの存在だそうですね。

私が小学校の頃はモーニング娘。が流行っていた時期で、そういうアイドル像に憧れていました。そんな中、グラビアアイドルの象徴的な存在として強く認識したのが小池栄子さんでした。バラエティで活躍されている姿は、私にとっては新たなアイドル像。グラビア出身でその後の活躍次第で過去に触れようとしない方がいる中で、小池さんは堂々とされていて。女優としても活躍なさっていますし、憧れの存在です。

――小池さんと会われたことは?

ないです。私はグラビア界ではまだまだ下っ端。最下層の人間なので(笑)。

――Amazonランキングで1位になったわけですし、もう少し自信を持ってもいいのでは(笑)?

ありがとうございます(笑)。好きなグラビアアイドルのアンケートとかで、一人でも多くの人に名前を挙げてもらえるようになりたいです。おかげさまで、最近は電車に乗っていて声を掛けていただけることも少しずつ増えてきました。この前、マネージャーさんと新宿を歩いていたら、キャッチのお兄さんにジーっと見られて、知り合いと間違われているのかなと思っていたら、「あの人、グラビアアイドルの!」って。すごくうれしかったです。

――そんな喜びを感じながらも、昨年は悩みもあったそうですね。今年の初投稿となったブログには、「今までとは違うベクトルで悩んだり、泣いたり」と書いてありました。

実は去年、半分ぐらいは休業状態だったんです。一昨年から週4で撮影会をやって、合間に舞台をやるような生活でした。毎日いつが休みかも分からなくて、撮影会が薄着だったせいか季節感を感じることも少なくなって。そういう生活が続いて、ちょっと疲れちゃったんですよね。それで撮影会を休ませていただいたんですが、それまではほぼ毎日ファンの方々と会っていたこともあって、大切な人を失ったような感じがして……もちろん、その間に離れていく方もいました。

あとは、一緒にお仕事をさせていただいた方々がすごく心配してくださったんです。"支えのありがたみ"を感じることができたので、私にとっては貴重な機会だったと思います。少しだけお仕事はしていたんですが、いったんはお休みをいただいて、復帰後はお仕事のペースを調整させていただきました。そういう中で、今回のようなドッキリのチャンス。不思議なめぐり合わせですね。

――これからの"和地つかさ"は?

もっとグラビアを極めていきたいです。何歳まで続けるかは決めていませんが。それから、もちろんグラビア以外のお仕事もしたいです。話すのもすごく好きなので、バラエティにも挑戦してみたい。とにかく、どんなことでも続けられるだけ、続けたいと思っています。

両親は、芸能界のお仕事をあまりよく思っていなかったと思いますが、大学に入ったら好きにしていいと言われていたので、ここ一年ぐらいで私のいろいろなところを見ていてくれているのを実感します。すごく応援してくれるんです。兄は私に直接言うのが恥ずかしいのか、あまり言ってこないんですが(笑)、Amazonで1位になったことを喜んでいたみたいで。ちなみにお父さんは、職場でバンバン言ってるらしいです(笑)。

――2月14日には、ソフマップアミューズメント館でイベントがあるそうですね。今まで以上に人が集まるのでは?

そうだといいですね。イベントごとにお菓子を作っているんですが、実は……おいしくなくて有名なんです(笑)。パサパサしていたり、謎の蒸しパイだったり、味がしなかったり……。初めてのイベントでお菓子を作っていく人は多いみたいですよ? 感謝の気持ちをメッセージカードに書いて一人一人にお菓子と一緒に渡してみたら、どうせだったら続けて行きたいなと思って。これからも、できるかぎりは続けていきたいです。

――そんな思いがこもっているのに、マズイという噂が(笑)?

はい、初回から(笑)。びっくりするぐらい何も味がない時があるんです。ラジオに出た時もココアケーキを持って行ったんですけど、みんなから「味がしない」と言われました。14日のイベントにも持っていくので皆さん、来てほしいです。ただし、食べるか食べないかは自己責任で!

■プロフィール
和地つかさ
1993年5月13日生まれ。栃木県出身。身長148センチ。スリーサイズはB90-W62-H82。2013年ごろからグラビアアイドルとして本格的に始動し、Gカップのスタイルを武器に"ロリ巨乳"系グラビアアイドルとして活躍しているほか、舞台やドラマなどで演技の経験も重ねている。