本機は、本体側とキーボード側の両方にバッテリを内蔵している。カタログ値では、本体のみの駆動時間が約5.5時間、キーボード搭載時が約10.3時間となっている。実際のところはどうなのだろうか?

そこで、バッテリベンチマークソフト「BBench」を使ってどのくらい電池が持つのかを計測してみた。なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている。

その結果、電源プランで「バランス」を選び、ディスプレイの明るさを25%に設定した場合、本体のみで4時間49分の駆動が可能だった。また、同じ条件でキーボード搭載時は7時間32分駆動した。ちなみに、ディスプレイの明るさを50%にした場合、キーボード搭載時は7時間12分の駆動だった。

本体の軽からすると思った以上に持つ印象だが、タブレット単体で長時間使用する場合はACアダプタが手元にあった方が安心だろう。ちなみに、DCコネクタは本体とキーボード双方に搭載されており、ACアダプタをキーボードにつなげていても本体側は充電される。充電時間は本体のみで約3時間、キーボード搭載時で約4.7時間だ。

ACアダプタは約175gと小型軽量で持ち運びに便利

タブレットやノートを常時モバイルしたい人に最適

11.6型という画面サイズながら、本体のみで410g、付属のデタッチャブルキーボードを搭載した状態で798gと、驚異的な軽さを実現した「LAVIE Hybrid ZERO HZ330/DAS」。バッテリ駆動時間には割り切りが必要だが、徹底した軽さながらパフォーマンスは犠牲になっていない。タブレットやノートを常に持ち歩いて使いたいというアクティブなモバイルユーザーにはぴったりの製品と言っていいだろう。

さらに軽快さを求めるなら、バッテリを省いて軽量化を追求したオプションのアクセサリ「フラットカバーキーボード」がおすすめ。質量187gと非常に軽量で、本体に装着した際の総重量は約585g(HZ100/DAシリーズの場合。HZ330/DASでは約597g)となる。この画面サイズでキーボード入力ができてこれだけ軽い端末は他になく、まさに唯一無二の存在。軽量なタブレットが欲しいというユーザーはもちろん、とにかく持ち歩きに負担にならないノートPCが欲しいという人にも、検討してみて損はない製品だ。

LAVIE Hybrid ZERO HZ330/DAS

製品名 LAVIE Hybrid ZERO HZ330/DAS
CPU Intel Core m3-6Y30(0.9GHz)
メモリ 4GB
ストレージ 128GB フラッシュメモリ
光学ドライブ
グラフィックス Intel HD Graphics 515(CPU内蔵)
ディスプレイ 11.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)
バッテリ駆動時間 本体のみで約5.5時間/キーボード接続時で約10.3時間(JEITA 2.0)
インタフェース 本体側:USB 3.0(Type-C)×1、ヘッドフォンマイクジャック×1/キーボード側:USB 3.0×2、HDMI×1
カードスロット microSDカードスロット、nanoSIMカードスロット
ネットワーク IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0、LTE/3G(SIMフリー)
サイズ、重量 W292×D192.5×H7.6mm(本体のみ)/W294×D205.6×H13.4~17.9mm(キーボード装着時)、約410g(本体のみ)/約798g(キーボード接続時)
OS Windows 10 Home 64bit
店頭予想価格 税別189,800円前後