カスペルスキーは2月8日、Twitter上の新たな"なりすまし"事例を、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。

この事例では、Twitterアカウントの持ち主が「ユマ・コンプトン(Uma Kompton)」と名乗っており、「誇り高きクリスチャン、歌手、3児の母」というプロフィールが書かれていた。ユマはほかのTwitterユーザーから人気が高く、1万8000人以上のフォロワーを集めていた。

人気の理由は、挑発的でスキャンダラスな投稿内容。例えば、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に捧げる歌として、非常にわいせつな楽曲をSoundCloud上にアップロードしていた。さらに米国での暮らしや文化についても独自な視点でコメントしていたほか、パートナーとされる男性の写真を投稿していた。

ユマの存在に違和感を覚えたBuzzFeedの編集者は、投稿した写真の中にキリル文字を見つけたことから、ロシア連邦内で撮影されたことを確認し、さらなる調査により、ロシア人女性のVK.comアカウントを特定した。女性の名前はナターリヤでエフゲニーという名の夫がおり、モスクワに在住していた。ナターリヤは歌手ではなく、2人ともユマ・コンプトンのことを知らなかった。

このことから、ユマと名乗るものは、"なりすまし"を行い、Twitterに投稿していることが判明した。投稿されている写真はナターリヤのVK.comアカウントから盗まれたものだった。

なりすましを確認したBuzzFeedはユマに説明を求めたところ、「(この)夫妻やVK.comのことを知らない」と返信した。その後、フォロワーに対し「自分についての報道は一切信じないように」と訴えるツイートを投稿している。

カスペルスキーでは、自身がなりすまし被害に遭わないために、「SNSを使う上でプライバシー設定を確認する」ように、そのの重要性を訴えた。具体的な対策としては、家族などの人物が映った写真を投稿する際、友達に限定した公開設定にすることを強く推奨している。