NECネッツエスアイは2月8日、異なるテレビ会議システムを連携させ、コミュニケーションツールの融合を実現するノルウェーPexip社の仮想会議室ソリューション「Pexip Infinity(ペクシップ・インフィニティ)」の国内販売を開始したと発表した。

同ソリューションは、混在するテレビ会議システムや映像ソリューションの最適化を実現し、異なるハードウェアベースのテレビ会議システム間を接続し、多種多様なデバイスや、「Microsoft Skype for Business」などのUCツールとの接続を可能とする、ソフトウェアベースの仮想会議コラボレーションツール。

異なるシステムの相互接続が可能

WebRTCにも対応しており、Webブラウザを利用することで、テレビ会議の専用ツールを使用せずに、いつでもどこでもテレビ会議に参加することが可能となっている。また、MCU(Multipoint Control Unit)の機能をソフトウェアで提供しており、仮想化技術と組み合わせることで高い拡張性を実現するという。さらに、複数サーバに分散インストールすることで、1つのサーバ設置サイトが災害などでダウンしても、テレビ会議のサービスが継続可能となり、BCP対策の一環としても有効なソリューションとなっている。

そのほか、NECネッツエスアイのMVNOサービス「ネッツワイヤレス」と組み合わせることで、病院や介護事業、自治体など高い機密性が必要とされる利用シーンにおいてもセキュアな会議接続の実現が可能だという。

また、異なるテレビ会議システム、マルチデバイス、Webブラウザによる会議参加が可能な特徴を生かし、災害発生時に「学校・避難所とのコミュニケーション」「現場状況の把握」「外部の関係機関との連携」として活用することも可能とされている。

災害発生時など緊急性の高い会議において柔軟に活用できる

同社は、3年累計でSI・保守などを含め、10億円の売上を目標に掲げている。