ニフティは2月2日、スマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス「ニフティクラウド mobile backend」で、任意のサーバサイドのロジックを同サービス上に構築できる機能「スクリプト」の提供を開始することを発表した。

サポート言語は「Node.js」。3月上旬から利用制限なく無料で利用できるお試し版を提供し、4月上旬からSLA保証つきの正式版を提供開始する予定となっている。

「ニフティクラウド mobile backend」では、これまでもプッシュ通知や会員管理などスマートフォンアプリを提供する際に必要となるサーバサイドの汎用的な機能を提供してきた。しかし、これらの機能を開発不要で実装できる反面、任意のロジックを構築できず柔軟性に欠けるという課題があったという。

新機能「スクリプト」を使うことで、「ニフティクラウド mobile backend」上にロジックを構築できる。例えば、受付と同時に抽選でき、サーバ運用の手間とコストも削減できるとしている。また、ソーシャルゲームなどの用途においては、サーバサイドに処理を集約することでアプリの軽量化やチート対策にもつながるとのこと。

価格は、「Basic」が基本料金無料、スクリプトAPIコール数/月が100回まで無料、累計処理時間/月が100秒まで無料。「Expert」が基本料金30000円/月、スクリプトAPIコール数/月が10000回まで無料、10001回以降は10000回ごとに1000円、累計処理時間/月が1000秒まで無料、1001回以降は1000秒ごとに300円となっている(いずれも税別)。

スクリプト使用イメージ