BearTailは2月1日、中小企業向けのクラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」のコーポレートプランβ版をリリースした。

同社は金銭管理アプリ「Dr.Wallet」を一般向けに提供しており、レシート送付で人力入力による高精度なデータ化が最大の特徴となっている。同社はKDDI ∞ Laboの5期卒業生でもある。

「Dr.経費精算」コーポレートプランは、SOHO/SMBなどの中小規模事業者向けソリューションで、スマートフォンで領収書を撮影してサービスへ送信するだけで、自動的に経費をデータ化し、仕分けも行う。クレジットカードやモバイルSuica、SMART ICOCAなどと連携して利用明細の自動取り込みもでき、経費に該当する項目を選択することで経費申請・登録が可能となる。

利用画面。レシート送付で自動的にデータ化される

同社は人力入力を活用しており、秘密保持契約を結んだ2000名以上の人力オペレーターがデータの入力を行う。ユーザーが撮影した領収書は、分割されて別々のオペレーターに送られて入力するため「匿名性・安全性が高い」としている。電子帳簿保存法の改定にも対応予定で、サービスの利用で企業のさらなるペーパーレス化を支援するという。

なお、同社は今春を目処に正式版の公開を予定している。アプリはGoogle PlayかApp Storeよりダウンロード可能で、Webサイト(ブラウザはChrome推奨)からも利用できる。利用料金は、月額制で1人あたり980円(最低10ユーザー以上)。