サイバーエージェントは1月27日、同社が運営する動画広告に特化した調査機関であるオンラインビデオ総研が、慶応義塾大学の研究室と共同で実施した「テレビCMに接触しない層のライフスタイルと、メディア行動に関する調査・研究」の研究結果を応用し、テレビCMに接触しない層に対して優先的に動画広告を配信するサービスを2016年2月から開始すると発表した。

同研究の名称は「テレビCMに接触しない層のライフスタイルと、メディア行動に関する調査・研究」であり、2015年11月1日~3月31日の期間で研究を予定している。

テレビCMにほとんど接触しない層を「ローテレ(Low TVCM Reach Group)」、一方、テレビCMに多く接触する層を「ハイテレ(High TVCM Reach Group)」と定義し、テレビとの接触頻度を5区分に分類すると共に、人々の代表的なライフスタイル(サイコグラフィック)を9類型に分類するという。

これらをクロス配置し整理した計45セルの「ターゲット・アロケーション・マップ(仮称)」では、各種Webメディアの利用率に加え、デモ・グラフィック/居住地/世帯年収/好きな芸能人など各種のデータをプロットでき、具体的なデータを基に、想定ターゲットに対して最適なWebメディアのプランニングやコミュニケーションの方向性を見出すことを可能するという。

また同サービスでは、テレビCMにほとんど接触しない層と多く接触する層を見分け、Web動画メディア上でテレビCMにほとんど接触しないユーザーに向けて優先的に動画広告を配信するとのことだ。