富士ゼロックスは1月27日、人材開発システムの構築とコンテンツ制作を支援する中小企業向けクラウドサービス「SkyDesk Mixed Learning(スカイデスク・ミクスト・ラーニング)」を提供開始した。

同サービスは、同社で活用を続けてきた人材開発や教育の仕組みをベースとした、中小企業向けクラウドサービス。人材戦略策定から、教育実行、業務遂行、成果把握まで、企業が人材開発全体のPDCA(Plan/Do/Check/Action)をまわすことを目的とされている。

「SkyDesk Mixed Learning」のイメージ

同サービスは、WEBベースの「人材開発支援システム」、教育コンテンツを簡易に作成・編集するための「簡単キャプチャーツール」、同社が実施している研修用コンテンツから、構成されている。研修用コンテンツは、問題解決コースから順次提供予定とさなっている。

「人材開発支援システム」については、学習情報の管理と活用を推進するためのポータルサイトと学習支援システム(LMS:Learning Management System)が提供される。これにより、企業側は管理者として人材開発戦略に基づいたコース設計、コンテンツ作成、受講者と配信期間設定、受講効果の把握、受講者と講義者側の対面型講義設計が可能になるという。

「簡単キャプチャーツール」については、同社の独自開発だというプレゼンテーション簡易記録・配信技術が採用されており、学習用のスライドに音声を加えたコンテンツを、PCとマイクだけで簡単に作成できるという。これにより、動画コンテンツの作成や編集に必要とされている特別な機材やスキルがなくても、誰でも簡単にコンテンツの作成やタイムリーな学習内容の改訂を行うことが可能だとしている。

同サービスの価格は、初期設定費用が20万円、簡単キャプチャツール1本パックが5万円。ランニング費用として、100ユーザーまでの基本使用料は月額5万円となっている。いずれも税別価格。