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Mozillaは1月26日(米国時間)、「Web Push Arrives in Firefox 44 - Mozilla Hacks - the Web developer blog」において、Firefox 44に「Web Push(Webプッシュ)」と呼ばれる機能が導入されたことを伝えた。この機能はオペレーティングシステムが提供している通知機能と似た機能をWebページベースで提供するというもの。従来よりも通知機能がよりネイティブに近い状態で利用できるようになる。

Web PushはWebブラウザが対象となるWebページを閲覧していない間も機能するところに特徴がある。Webページを読み込んでコードが実行され、Web Pushイベントが登録されると、Firefoxはそのイベントをバックグランドで監視。通知すべきイベントが発生すると、ユーザーに通知する。これまで同様の機能はオペレーティングシステムやネイティブアプリが提供していたが、同機能によりWebページベースで同様の通知を活用できるようになる。

オペレーティングシステムが提供している通知機能は特によく使われているサービスや、提携しているサービス、規格に対応したネイティブアプリが提供しているサービスなどに限定されている。Web Pushはブラウザベースで同様の機能を活用できるため、より幅広いシーンでの利用が期待できる。ただし、これまで以上にセキュリティ面での注意も必要になると見られ、今後の活用方法に注目したい。