3組に1組が離婚するともいわれ、シングルマザーとして生活している人も珍しくありません。ただ、それでもまだまだ「シングルマザーが不利」だとか、「養育費がもらえず生活が苦しい」など、生活に困難を感じている人も少なくありませんよね。

経済面のことを考えると、「どこに住むか?」ということが非常に大切です。どうして住む場所が大切なのか、そして、住みやすい街を見つけるためにはどうすればいいのか、チェックすべきポイントも紹介いたします。


住む場所が違えば生活が楽になる!


家賃が安い地域に住めば、それだけ生活は楽になると考えられますよね。でも、住居費の節約以外にも、いろんなメリットがあるんです。

ひとり親家庭向けの支援・手当
ひとり親家庭だと、児童扶養手当がもらえたり医療費が安くなったりします(所得制限あり)。自治体によっては、それ以外にも手当を設けているところもあるんですよ。

また、格安の託児所が充実している地域や、保育園・学童保育の待機児童が少ない地域など、ひとり親が暮らしやすい地域が便利です。

通勤・登園・登校に便利な場所
もちろん、家賃の安さや手当の充実より以前に、通勤や子供の登園・登校に便利な場所を選ぶことも大切です。

職場の近くに住めば通勤時間の短縮につながり、子供との時間をとりやすくなります。家賃の安さと通勤の便利さとはときには相反するものになることもありますが、支払える家賃の範囲内でなるべく便利な場所に住むのがおすすめですよ。


住みやすい街を見つけるためのチェックポイント


では、シングルマザーが引越しするときにチェックしておきたいポイントを紹介していきましょう。

支払える家賃を計算する
住居費は手取り収入の3割には抑えましょう。手取り15万円なら、支払える家賃は4万5000円です。ただ、持病を持っていて医療費がかさむなど、特別な事情がある方はそのことも考慮した上で計算するようにしてくださいね。

仕事がしやすい地域を選ぶ
いくら家賃が安い地域でも、仕事がなければ困ります。通勤に1時間も2時間もかかるようではそれだけで大変ですよね。通勤時間30分以内のエリアを目安に、仕事を探しやすい地域を探してみましょう。

待機児童が少ない地域を選ぶ
保育園があっても待機児童が多ければ、たとえシングルマザーでも保育園に入れる保証はありません。なるべく待機児童が少ない(もしくはゼロの)地域を選んでくださいね。

自治体の制度が充実した地域を選ぶ
注意したいのは、これを最優先事項にしないことです

いくら手当が充実していても、仕事が無い地域では生活は苦しくなってしまいますよね。ある程度地域を絞り込んだ上で、複数の自治体が候補に残っている場合に、「より制度が充実した地域を選ぶ」という選び方をするのがおすすめです

実家の近くの方がいい?
保育園の送り迎えや子供が体調を崩したときのケアなど、両親からのサポートが期待できる場合は近くに住んだ方がいいでしょう。両親も働いているなどの理由でサポートが期待できない場合は、わざわざ近くに住まなければならないことはありません。


地方都市の郊外はおすすめ


シングルマザーが暮らしやすい地域、ということを考えると、

・家賃が安い
・仕事がある
・待機児童が少ない
・制度が充実している


というポイントが大切です。

こういった条件を満たす地域としては、大都市よりも地方都市の郊外がおすすめかな、と個人的には思っています地方都市の方が都市全体が小さく作られているいわゆる「コンパクトシティ」が多く、少し郊外に住んだとしても都市部への通勤時間が短いという特徴があります。

また、地域の活性化や人口減少の防止などの目的により、さまざまな制度が充実しているところもあります。すでに人口減少が進んでいるところだと子供も少ないため待機児童問題もありません。

なにより、大都市に比べると子供ものびのびと遊べる環境も多く、子供にとっても良いことがたくさんあるはずですよ。(執筆者:吉見 夏実)