PTCは1月8日、同社のエンタープライズIoT(モノのインターネット)アプリケーションのプラットフォーム「ThingWorx」がエネルギー・水道・交通における課題に対応するため、地方自治体のサービスの効率化や拡張性の高い都市インフラを目指し、IoTを推進する全米規模の非営利組織、Envision Americaを支援すると発表した。

米国の都市は、急速に発達するIoT技術とコストの低減、市民サービスや生活の質の向上をもたらす可能性のある豊富なデータを活用する機会に恵まれているという。Envision Americaは、Envision Charlotteが進めてきたスマートシティの取り組みを米国全土に展開する活動となる。

都市では人口とリソース需要の増加に伴い、大規模な都市データを活用して交通渋滞、水不足、エネルギー消費などの需要に関わる重要な問題を解決するために統合IoTプラットフォーム戦略を必要としている。ThingWorxRのIoTプラットフォームはセンサー、人、都市サポートシステムからのリアルタイムの情報を活用し、市民サービスの向上を推進するために利用できる。

Envision Americaは2016年1月12日にノースカロライナ州シャーロットで産業界、学界からの専門家が集まりニーズの特定、解決策の発見、新たなスマートイニシアチブの策定を進めるワークショップを開催し、正式に始動。この最初のイベントには米国10都市からのリーダーが参加する。