転職活動をしていた男性が、「妻が反対するので……」という理由で内定辞退する「嫁ブロック」。最近話題になっていますが、奥さんに反対されるケースだけではありません。

・働きたいが夫に反対されて働けない
・転職したいが親が反対するからできない

など、仕事に関して家族の反対に遭ってしまい、思うような職に就けない、ということが問題になっています。

もし、転職したい・働きたいときに、家族の反対に遭ってしまったらどうすればいいのでしょうか? また、家族の転職に反対したいとき、どう対処すればいいのでしょうか?


基本的には話し合うことが大切
当たり前のことですが、転職は家族全体に影響を及ぼす問題ですから、話し合いは不可欠です。本人の独断で決断していいものでもありません。

お互いに、自分の言い分を一方的に伝えるのではなく、歩み寄る姿勢を持って話し合うようにしましょう

冷静にきちんと話し合うことによって、

・転職する側が「転職は得策ではない」と気づく
・ブロックする側が「やっぱり応援すべきだ」と気づく

ということもあるでしょう。


話し合うときのポイント


転職について話し合うときには、以下のポイントについて整理していくとうまくいきやすいのではないでしょうか。

本人の体調
転職したいという場合、本人の体調が悪くなっていることもあります。体だけでなく、メンタルヘルスも気に掛けなければなりません。特に精神的に疲労が溜まっている場合、本人には分からないこともあるので家族がチェックする必要があります

優先すべき条件を決める
・年収
・勤務時間
・休日
・福利厚生
・キャリアアップ

などなど、どの条件を優先させたいのかを決めることが大切です。そりゃ、「年収が高くて休みが多くて楽な仕事」があればいいですが、そういうわけにはいきませんものね。

一般的に転職すると年収が下がるケースの方が多いのですが、今の年収を下げてでも、転職した方が今後のキャリアにとってはプラスになることもあります。

一般論だけで話さない
特にブロックする側が気を付けたい問題です。

・大企業や公務員が安定していて良い
・ベンチャー企業は不安定
・独立すると不安定
・非正規雇用は避けるべき


などなどさまざまな一般論がありますよね。

しかし、

・大企業や公務員で精神的に追い詰められる人
・ベンチャー企業で成功する人
・独立して成功する人
・非正規雇用でも正社員登用される人


もいます。

また、自分自身が内情を知らないことに関して、言い方は悪いですが「知りもしないのに偉そうに諭す」というのは避けたいところです

自分の見栄を優先させない
優先すべき条件を決めるとき、自分の見栄を優先させるのは良くありません。

嫁ブロックで問題になっている点はまさにここですよね。

「大企業に勤めてくれないとママ友から見下される」
「年収が高くないと恥ずかしい」



など、自分自身の見栄のために転職に反対してはいけないのです。

また、転職する側も、見栄や自分のステータスだけの転職活動になっていないかは、考えた方がいいでしょう。


やみくもにブロックしてはいけない


嫁ブロックの問題では、「女性の方が安定を好み、変化を恐れる」という点がブロックを発動させていることが多いものです。

また、旦那ブロックの場合は「家事は誰がやるんだ」と言われるなど、家事育児に関しての分担がうまくいかないケースが多いようです。

そして、親ブロックの場合は子離れ・親離れができていないケースが多いように見受けられます。

いずれの場合も、転職するのは本人です。年収が下がるなど、家族に影響を及ぼすため独断で決めるものではないものの、あくまでも働くのは本人ですから、やむくもに反対するのが良くないことはお分かりかと思います。

転職について家族間で意見が別れたときは、話し合いで解決するしかありません。意見を押し付け合うのではなく、冷静に話し合いするという意識をお互いに持つことが大切ではないでしょうか。(執筆者:吉見 夏実)