新しい年がスタートすると、何か新しいことを始めたくなる。編集という仕事柄、座りっぱなしでいることが多い筆者。会社員になってからというもの、運動不足を実感しまくりである。そこで、2016年はとにかく運動しようと決めた。

しかし、意志が弱い。そこで、以前から気になっていた活動量計を導入してみることにした。使うのは、心拍計メーカーであるポラールの「A360」である。心拍トレーニングを手軽に行えるという点と、何より見た目が気に入ったからだ。

心拍計測でトレーニングはどう変わるか

A360は、2015年11月にポラール・エレクトロ・ジャパンが発売したリストバンド型心拍計。光学式心拍計を内蔵しており、手首に巻くだけで心拍を計測してくれるというものだ。心拍トレーニングを行うのが主目的の製品である。希望小売価格は税別25,800円。

ポラールの活動量計では、最大心拍数の50%から最大心拍数までをトレーニングにとって有効であるとし、5段階に分けた「ポラールスポーツゾーン」を採用。最大心拍数の50%~60%でトレーニングする「非常に軽い」(ゾーン1)、60%~70%の「軽い」(ゾーン2)、70%~80%の「普通」(ゾーン3)、80%~90%の「きつい」(ゾーン4)、90%~100%の「最大」(ゾーン5)となっている。個人的には、脂肪燃焼に効果があるというゾーン2、有酸素運動能力の向上に役立つというゾーン3の2つを重視して強化したいところだ。

A360。見た目も控えめで、スポーツをしていないときでも気軽に着けられる

リストバンドと本体は着脱可能。別売で交換用リストバンドも販売する

光学式心拍計を内蔵

充電やパソコンへのデータ転送は付属のUSBケーブルを使う。「Polar FlowSync」というパソコン用ソフトをインストールしておけば、接続と同時に自動で同期を開始

A360は腕に巻いておくだけで歩数や距離、消費カロリーも測って教えてくれる。アプリ「Polar Flow」をインストールしたスマートフォンとBluetooth接続しておけば、アプリから詳細な計測データを確認可能だ。ちなみに、WebサービスとしてのPolar Flowも提供されており、こちらはパソコンからでも閲覧できる。

目標を設定しておくと、現在の達成状況を知らせてくれる。筆者はふだんからあまり運動しないため「レベル1」に設定。目標を達成するにはどのくらい運動したらいいか目安を教えてくれる

ふだんの活動量は目標の半分も超えていない。「低活動スタンプ」とは、一定時間ユーザーが動いていないと「さあ、動きましょう!」と運動を促してくれるものだ。多い日で1日に5回ほど付いてしまった

週別や月別でもデータを参照できる。写真ではまだまだデータが不足しているが、運動量の推移や目標達成率の平均値などを教えてくれる。A360を着けずに外出する日もあるので、そういう日は目標達成率を「0%」とせずに無視してほしいところ

座りっぱなしでいると「ほら! 動く時間だよ!」とA360が促してくれる

A360は登録できるスポーツの種類が多いのも特徴的だ。A360をパソコンとUSB接続した状態で、Webサービス「Polar Flow」から自分が行うスポーツを選択して登録する。

標準でウォーキングとジョギング、ランニングが登録されていたが、サイクリングやスイミング、ヨガなどを追加してみた。

ここで追加したスポーツは、トレーニングの際にA360から選択できるようになる。

スポーツプロファイルを適宜追加できる。サッカーだけでなくフットサルなど、多彩なスポーツが用意されている。トレーニングの際にはA360からスポーツを選ぶだけ