TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2016年1月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年1月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 21.465%
2 C 16.036%
3 C++ 6.914%
4 C# 4.707%
5 Python 3.854%
6 PHP 2.706%
7 Visual Basic .NET 2.582%
8 JavaScript 2.565%
9 Assembly language 2.095%
10 Ruby 2.047%
11 Perl 1.841%
12 Delphi/Object Pascal 1.786%
13 Visual Basic 1.684%
14 Swift 1.363%
15 MATLAB 1.228%
16 Pascal 1.194%
17 Groovy 1.182%
18 Objective-C 1.074%
19 R 1.054%
20 PL/SQL 1.016%

1月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

1月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは2015年に最もポイントを伸ばしたプログラミング言語はJavaだったと発表。同じく大幅なポイント増加を実現したVisual Basic.NETやPythonと比較しても増加の幅が大きく、こうした古いプログラミング言語が大幅な増加を見せることは驚きに値すると評している。TIOBE Softwareでは現在でもJavaがポイントを増やしている背景として、Android向けのモバイルアプリ開発市場で需要があることなどを指摘している。

TIOBE Softwareは2015年に最もポイントを落としたプログラミング言語がObjective-Cであったことにも言及。Objective-Cのポイントが下落した分、Javaがポイントを増やす形になっている。そのほか、ポイントを大きく落としたプログラミング言語としてPHPおよびOracle PL/SQLも指摘されている。

TOOBE Softwareはこれまでの傾向などを踏まえながら、2016年にトップ10入りする可能性が高いプログラミング言語としてJava、PHP、JavaScript、Swiftを挙げている。下落傾向にあるPHPだが、先日PHPの最新版となるPHP 7.0.0がリリースされたことで今後のポイント増加が予想されている。