2016年の年頭にあたり、ウェブルートの代表取締役社長を務める伊藤誉三氏は、以下の年頭所感を発表した。

東京に開発拠点を開設し、日本の環境やニーズに最適化した製品開発とエコシステム拡充へ

2016年を迎え、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年、私たちウェブルートは、お客様・パートナー様はじめ大変多くの皆様からの厚い御支援に支えられ、お陰様で数々の貴重な成果を達成することができました。日本でも、米国小売市場で販売本数No.1(The NPD Group's Retail Tracking Service, Security Software, Units, April 2013)の実績と、世界最高クラスの「安心」と「軽さ」をお客様からご支持頂き、年々倍増の勢いで成長を続けており、売り上げ成長率においては最も伸びの大きな地域となっています。また、権威ある多数の機関から、当社の先見性、先進性、顧客満足度に対する高い評価や授賞を頂きました。

2016年、日本は、急速に進化するテクノロジーや革新的な製品・サービスを取込みつつ、活気と輝きを一段と増していくことでしょう。一方、この好機にICTを駆使して躍進するために、個人や社会にとっても、これを支える企業や団体にとっても、最大の悩みの種となっているのは、ますます高頻度かつ巧妙化するサイバー脅威ではないでしょうか。

新しい社会やビジネスを加速させるために、これからのセキュリティ対策はどうあるべきでしょうか

もはや単一企業のリソースだけで常時万全のインテリジェンスを提供することは不可能です。ウェブルートは、Cisco、F5 Networks、HPE、Microsoft、Palo Alto Networks、RSA、Aruba各社様を始め、世界のITを最先端で牽引する強力なテクノロジーパートナーや、販売パートナー等との緊密な連携のもと、あらゆる脅威を検知・分析・予測し、各ユーザにとって必要充分な防衛を実現する、真の「脅威インテリジェンス」をお客様に提供しております。従来のように、ある一部の脅威「情報」だけを日々重いファイルとして、ある意味タイムラグのある古い情報として受け取り、全デバイス各別に更新を繰り返すという対抗手段は、明らかに本来発揮されるべき生産性や創造性を阻害すると私たちは考えています。

ウェブルートの製品は、お客様を、こうした経済的・人的負担から最大限に解放し、世界最高レベルのセキュリティ技術と、その存在を忘れるほどの軽さ、快適さで皆様の全てのデバイスを24時間防衛することで、お客様が安心して本来作業に邁進していただけるよう設計された革新的ソリューションです。

リアルタイムの情報収集、革新的機械学習アルゴリズムの実装によるセキュリティビッグデータの相関分析、フルクラウドでの提供など、当社独自技術により、今発生した最新の脅威からも瞬時に保護し、さらに未発見の脅威をも検知する予測型インテリジェンスを提供します。従来のセキュリティ・ソフトのようにユーザ側のリソースを大量消費して動作を重くすることなく、また管理サーバの設置や定義ファイルのバージョン管理・配布等の作業さえ不要なため、管理運用コストを大幅に削減し、同時に業務効率を向上させます。

当社のこれまでの飛躍は「必要な情報を、必要な時、必要な人へ」という思想を徹底したことが、お客様からの高い満足度や権威ある機関からの評価につながったものと考えており、最優先事項とする日本の顧客に対するコミットメントの具体化のひとつとして、本年早い段階で、ウェブルートは日本に開発拠点を開設致します。これにより、急増する日本のお客様、パートナー様に対し、これまで以上にそのニーズや環境に最適化されたソリューション開発支援体制が整います。

最後になりましたが、ウェブルート株式会社の従業員は、会社同様若く、活気と情熱に溢れています。社員一同、今年もできるだけ多くの皆様と、これからの夢やビジネスを、そしてそれらを最高のチームワークでセキュリティ分野でのチェンジエージェントとして「脅威インテリジェンス」についてお話させて頂く機会に恵まれますことを心より楽しみにしております。

皆様の本年のますますのご健勝とご活躍を心より祈念しております。

本年も変わらぬご支援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。