日本赤十字社は1月1日から、フィギュアスケートの羽生結弦選手を起用した新CM「キミに救えるいのち」篇を全国で放映する。

日本赤十字社の新CM「キミに救えるいのち」篇に起用されたフィギュアスケートの羽生結弦選手

同CMは、新たに成人を迎える若者を中心として献血に対する理解と協力を求める「はたちの献血キャンペーン」をPRするもの。前年に引き続きキャンペーンキャラクターに就任したフィギュアスケートの羽生選手が、「たたかう、いのちに、チカラを」「キミに救えるいのち」などの言葉で献血への協力を呼びかける内容となっている。

「キミに救えるいのち」と献血の協力を呼びかける羽生選手

カメラから一切目をそらさずにメッセージを伝えた

撮影当日は、「よろしくお願いします! 」と明るい表情でスタジオ入りした羽生選手。カメラから一切目をそらさない「目ヂカラ」でメッセージを伝えるシーンがメインの撮影となっていて、羽生選手の真剣なまなざしにスタッフも思わず息をのんだとのこと。目が乾いてしまう場面もあり、何度も目をパチパチさせてつらそうな表情をみせながらも、撮影は1回で終了。集中力と切り替えの早さをみせていたという。

羽生選手は撮影を1回で終了させるなど、集中力と切り替えの早さをみせていた

羽生選手は同CMについて「CM内では輸血を待つ患者さんも出てきますが、そんな患者さんたちのために僕たちにできることがある、献血によって命を救うことができるんだよという気持ちをめいっぱい込めました」とコメント。「羽生選手が逆に"救われた"というエピソードがあったら教えてください」との質問には「ファンの皆さんにもそうですけど、スケートを見ていただいている方、または、こうやって今、CMを撮影していただいているスタッフの皆さんにも、本当にたくさん支えられているなと思っています」と話した。

最後に羽生選手は新成人に向けて「自分自身の強い意思をもって、思い描いた大人に近づけるよう一歩一歩進んでください。私自身も挑戦し続けたいと思います」とエールをおくっている。