2015年ももう終わる。今ごろ、自宅で大掃除の準備なんてパパも多いのではないだろうか。最近では市販のおせち料理も広まっているが、昔はクリスマスが開けた頃から、おせちの仕込みが始まっていた。

そこで一計。簡単に作れるおせちのメニューだけ、自分で作ってみるのはどうだろう。ということで、伝統的なおせち料理のメニューと最新調理家電の機能をにらめっこしてみた。そんな中、普段の料理経験が少なくても簡単にできると判断したのが、「黒豆」「お煮しめ」「栗きんとん」「伊達巻き」の4つのメニュー。そして、使う調理家電は主に2つに絞ってみた。

この4つを手作りし、残りは買うという割り切りもいいだろう。「今年のおせちは俺に任せて」なんて言ってもいい。元日の朝の完成をめざすなら、31日の朝からの仕込みでも間に合うだろう。

電気無水鍋なら「黒豆」も「お煮しめ」も楽勝

今回、おせち作りを強力にサポートしてくれるのが、シャープの「ヘルシオ ホットクック」だ。具材を入れてほっとくだけで、様々な煮込み料理が作れる電気無水鍋。これで、手間と時間がかかるメニューの代表格だった黒豆やお煮しめも簡単に作れるのだ。

シャープの「ヘルシオ ホットクック」は2015年を代表するヒット調理家電。煮込みを手軽に美味しく作れるのが魅力。実勢価格は税込60,000円前後

黒豆もお煮しめも、基本的には材料を入れてボタンを押すだけで簡単に調理できる。ただし、黒豆は付属レシピによると、事前に一晩調味液に浸しておく必要がある。この場合の「一晩」だが、色々と調べてみたところ、6時間ほどでOKとのこと。それ以上長くつけても浸透はかわらないようだ。

黒豆をボウルに入れて、水と砂糖などの調味液をセットして6時間ぐらい寝かせる

黒豆をつけている間にお煮しめを作ろう。とはいえ、本物のお煮しめは、食材一つ一つを別々に煮込んでお皿の上で盛り合わせるというプロの料理。さすがにそれは大変なので、ここでは筑前煮で代用する。

カットした野菜や鶏肉をヘルシオ ホットクックの内なべにセット

ヘルシオホットクックでは標準装備の肉じゃがレシピで、筑前煮も作ることができる。ニンジンやレンコン、ゴボウなどの根菜類や鶏肉、こんにゃくを一口サイズにカットして、鍋に入れ、さらに各種調味料をセットする。たったこれだけで、筑前煮ができる。調理時間はわずか35分。下ごしらえの時間を入れても1時間程度でできるはずだ。

35分ほど煮たら、筑前煮が完成。できてすぐはちょっと色が薄めだが、時間をおくと、濃くなっていく。お皿に移して冷まそう

では続いて黒豆を煮よう。6時間ほどつけておいた黒豆を調味液ごと鍋にセットし、メニューを選んでスタートを押す。すると3時間ほど自動的に煮込んでくれる。途中、1度だけ砂糖を追加で入れるタイミングがあるが、アラームが鳴るので、そばにいればそのタイミングはわかる。

3時間の煮込みが終わって終了のアラームががなったら、調味液ごと、別の器に黒豆を移して、冷ましながら味をなじませていく。あとは、盛り合わせればOKだ。

通常では数日間かかると言われる黒豆が完成。つやつやとした出来