電通子会社である電通テックは、タイ政府の外資に対する新たな税制・金融優遇政策に伴い、アジア各地に展開するプロモーション領域の専門会社を統括する新会社「プロモテックIHQ(アイエイチキュー)」をタイのバンコクに設立し、2016年1月1日より営業開始すると発表した。

電通グループは、2011年にシンガポールに同領域の専門会社として「プロモテック」を設立したのを第1弾に、アジア6カ国(インド、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア)にプロモテックの営業拠点を設けてきた。

タイでは2013年に設立した「プロモテック タイランド」が多くの大型案件を受注しており、サービス体制の強化・拡充が急務となっていたことや、タイ政府の政策の見直しによるメリットを最大限に活用するため、地域統括会社をタイに設立することにしたという。 同社では、すべてのプロモテック拠点の統括・管理機能を集約することで経営コストの低減を図るとともに、事業においてはプロモテックの強みである「ジャパン・クオリティー」サービスの更なる高度化を進めていくという。

プロモテックIHQ(PROMO TEC IHQ CO., LTD.)の資本金は10,000,000THB(約3,400万円)で、従業員数は5名(予定)。