iDAはこのほど、「お仕事と家庭に関する調査」の結果を発表した。調査は12月1日~3日、全国の男女300名(7歳以下の子どもを持つ30代の専業主婦の女性150名、専業主婦の妻を持つ20~49歳の男性150名)を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。

「妻に働いてほしくない」夫、わずか6.7%

「いずれ働きたい・働いて欲しいと思うか」

専業主婦の女性150名に「いずれ働きたいと思いますか?」と質問したところ、約7割が「働きたい(40.7%)」「どちらかというと働きたい(28.0%)」と回答。また、専業主婦の妻を持つ男性150名に対して「奥様にいずれ働いてほしいと思いますか?」と尋ねた結果、「働いてほしくない」という人はわずか6.7%にとどまり、7割超が「働いてほしい(30.0%)」「どちらかというと働いてほしい(44.0%)」と考えていることがわかった。

「希望する雇用形態」

続いて、いずれ働くとした場合、希望する雇用形態(男性には妻に求める希望形態)について聞いたところ、男女ともに「パート・アルバイト(女性88.3%、男性71.2%)」が断トツの1位に。次いで「正社員(女性34.0%、男性37.8%)」「契約社員(女性34.2%、男性29.1%)」と続いた。

理想とする"家庭と仕事のバランス"に男女で差

「家庭と仕事の理想的なバランス」

次に、仕事をすると仮定した場合の「家庭と仕事の理想的なバランス」について尋ねたところ、女性は「仕事3: 家庭7(26.7%)」や「仕事2: 家庭8(20.7%)」など、「家庭の比重」が大きい回答が多かった。一方、男性は「仕事5: 家庭5(25.3%)」がトップに。男性の4人に1人が「仕事を始めるならばしっかり家庭も仕事も頑張ってほしい」と考えていることがわかった。

「家庭と仕事の現実的なバランス」

続いて、現実的に考えた場合の「家庭と仕事のバランス」についても聞いたところ、男性の1位は「仕事3: 家庭7(20.0%)」と、女性が理想とするバランスと同じ結果に。逆に、女性は「仕事2: 家庭8(18.7%)」が1位だったが、僅差の2位は「仕事5: 家庭5(18.0%)」と、男性の理想バランスに近い結果となった。

夫は家事を手伝っているつもりでも、妻は…?

「現在夫が担当している家事」

次に、「夫が担当している(男性は自分が担当している)家事」について調べた結果、1位「ゴミ出し(50.7%)」、2位「子どもをお風呂に入れる(31.3%)」、3位「風呂掃除(31.0%)」となった。しかしながら、女性に比べて男性の回答数が軒並み多い結果に。特に大きく開きがあったのは「風呂掃除(女性17.3%、男性44.7%)」や「日用品の買い物(女性9.3%、男性31.3%)」で、男性が思っている以上に、女性は家事を手伝ってもらっている印象が薄いことがうかがえた。

「夫にお願いしたい家事」

続いて、「夫にお願いしたい(男性はやってあげたい)家事」について聞いたところ、「皿洗い(43.3%)」が1位となり、男女別に見ても女性46.7%、男性40.0%とあまり差はなかった。

男女の回答に差が見られたのは「子どもをお風呂に入れる」で、男性20.0%に対して女性は倍以上の46.7%。逆に、「買い物(日用品)」は男性20.0%に対し、女性はわずか4.7%という結果に。あまり女性はやってもらいたい家事というわけではない一方で、男性はやってあげたいと思っていることがわかった。