三井住友銀行は12月17日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンの活用に向けた技術検証に着手すると発表した。これにより、行内外でのシームレスな業務環境の実現を目指す。

同行は、最新技術やITイノベーションの積極的な活用を行っており、今回のWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの技術検証もその一環だという。勤務場所や利用シーン別の働き方に応じて、メールなどの行内システムをセキュアに利用できる環境の技術検証を行う。

Windows 10 Mobileの新機能「Continuum」を活用し、モバイル端末をモニターに接続して利用シーンに応じた業務環境を「Windows 10 Mobile」搭載デバイスのみで実現するほか、「Dynamic Provisioning」の機能による端末設定作業の簡素化を行う。

これ以外にも、Microsoft Azureを含めたハイブリッドクラウドを活用し、サービスの早期提供や柔軟な基盤拡張を実現する。これには、マルチデバイス対応の統合管理ソフト「Microsoft Intune」を利用して、端末管理からライセンス管理までの業務を検証する。

なお、日本マイクロソフトは、ソフトウェアやクラウドサービスの提供と円滑な導入を技術コンサルティングとして支援する。