革製品はなぜこんなにも人を引きつけるのでしょうか。ぬくもりがあり、使い込むうちに色に深みが出たり、ツヤが出たりと自分と一緒に年を重ねてくれる相棒のような存在だからかもしれません。

今回はそんな革の魅力たっぷりな文房具をご紹介します。クリスマスプレゼントにもぴったりですよ!

革とゴムバンドのシンプルな構造「トラベラーズノート」

「トラベラーズノート」は革にゴムのバンドを通してノートを挟んだだけのシンプルなノートです。

デザインフィル「トラベラーズノート」

カバーは植物性タンニンでなめした牛革。できるだけ余計な加工をそぎ落として作られていますので、少し荒削りな印象を持たれるかもしれませんが、自分で使い込んでいくうちに魅力的な風合いに変化していく過程を楽しめる良さがあります。使い込むうちに革が柔らかくなり、手になじみます。

こちらは6年の付き合いになる私の「トラベラーズノート」。ツヤツヤに育っています

作りがシンプルなだけにカスタマイズをする楽しみがあるのも「トラベラーズノート」の魅力。無地やけい線、方眼などノートの種類が豊富なだけでなく、チャームやバンドなどのカスタマイズオプションもたくさん用意されていますので自分だけの1冊を作ることができます。手にとって旅に出たくなる、そんなノートを目指して作られた「トラベラーズノート」ですが普段使いにもオススメです。

そのひと手間が美しい。「ロールペンケース」

ひもをほどき、くるりとひらき、お気に入りの1本を取り出す。普通のペンケースと比べるとペンを取り出すのにちょっとひと手間かかりますが、このひと手間がゆったりとした大人の時間を生んでくれるような気がします。私にとっては「さぁ、仕事を始めよう」という自分のスイッチになっています。

土屋鞄製造所「トーンオイルヌメ ロールペンケース」

入る筆記具は7本~8本。一番右のポケットは広めにできていますので定規やハサミなども収納することができます。収納本数は多い方ではないのですが、それが逆に「良い制約」となり、お気に入りの1本を選び抜くようになります。

また、このロールペンケースはペンケース以外の用途で使う人もいらっしゃるようですね。例えば美容師さんがシザーケースとして使ったり、女性の方やメイクさんがコスメケースとして使ったり、職人さんが工具入れとして使ったり。

いずれの場合も「自分にとって大切な道具」を収納するのにふさわしいケースとなっていることと思います。