宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月7日、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入のため、姿勢制御用エンジン噴射を同日8時51分から実施したと発表した。

「あかつき」から送信されたデータを解析した結果、姿勢制御用エンジンの噴射は計画通り約20分実施され、所用の噴射時間が得られたことが確認された。

同探査機の状態は正常で、現在は噴射後の探査機軌道の計測と計算を行っており、投入結果の判明までは2日程度要すると見込まれている。

金星周回軌道投入に再挑戦する「あかつき」の想像図 (C)JAXA