H-IIAロケット30号機のコア機体。中央にあるのが第1段機体、その奥にあるのが第2段機体。

H-IIAロケット30号機のコア機体。中央にあるのが第1段機体、その奥にあるのが第2段機体。

第1段機体を、ロケットの下側から見る。赤いカヴァーで覆われているのがロケット・エンジン。その周囲にある茶色の部分は、ロケットの機体を固定したり回転させたりするための治具。

H-IIAロケットの第1段エンジン「LE-7A」は、ジャンボジェット機のエンジン4基分のパワーを叩き出すことができる。

第1段の下部を側面から見る。パネルが変わった1段エンジン部構造と、タンクとエンジンとの位置関係などがよくわかる

1段エンジン部構造。このパネルの材料と工法が新しくなり、作業の効率化と、コストの低減が実現している。パネルは計8枚で構成されており、それらをつなぎ合わせて円筒形を形作っている。

1段エンジン部構造のパネルのつなぎ目。

第1段機体だけでも全長は37mもある。

こちらは第2段機体。黒い筒は段間部といって、第1段と第2段をつなぐ役目をもつ。その中に見えるのが第2段エンジンの「LE-5B-2」

第2段機体をロケットの上側から。この上に衛星搭載アダプターが載せられ、そこに低衝撃型衛星分離部が搭載されることになっている。また今回は静止衛星の打ち上げではないため、29号機の第2段とは違い、タンクは白く塗られていない。