松坂慶子扮する如月澄(左)と、桐谷美玲扮する如月すみれ。

TVドラマ化が発表されていた、高梨みつば「スミカスミレ」。本日12月1日にドラマの追加キャストが発表された。

65歳で天涯孤独の身となった女性・如月澄が20歳まで若返り、如月すみれと名乗って青春をやり直す様を描く本作。桐谷美玲扮するすみれの元の姿・澄役は松坂慶子が演じる。また澄を若返らせる化け猫の黎役には及川光博、大学生のすみれと同じゼミに通う真白勇征役には町田啓太、真白に思いを寄せる幸坂亜梨紗役には水沢エレナがキャスティングされた。このほか小倉富子役で高橋ひとみ、天野早雲役で小日向文世が出演する。

ドラマ「スミカスミレ」は2016年1月期ドラマとして、テレビ朝日系にて毎週金曜に放送。原作はCocohana(集英社)にて連載中。単行本は5巻まで刊行されている。

桐谷美玲コメント

2010年に松坂さんと共演させていただいた時、本当にキュートな方だなって、憧れの目で見ていたんです。なので、今回またご一緒できるのがすごく楽しみですし、ちょっと緊張もしています(笑)。何と言っても、今回は松坂さんと同一人物を演じるわけで…。私が65歳になった姿が、こんなに綺麗すぎていいのかなって思いました! その一方で、松坂さんご自身の素敵な雰囲気が澄さんと重なって、「“65歳の女性”というよりは、“松坂さん”になれればいいんだ!」って、役作りのヒントも見えてきたんです。これから約3カ月、松坂さんを見習いながら、すみれを演じていきたいです。
また、同一人物を演じるにあたって、松坂さんにはいろいろ相談にも乗っていただきたいと思ってます。例えば、澄さんとすみれの口癖には、20代だとあまり使わない言葉が多々出てくるんですよ。そのあたりのセリフ回しについては、ぜひご相談したいです。あと、私はこれまで趣味らしい趣味がなかったんですけど、陶芸を趣味にしたいなって考え始めていて…。松坂さんは多趣味でいらっしゃるので、そちらの方面でもぜひご指導いただきたいです!
ちなみに、私が20歳の頃はちょうど初の主演連ドラ『女帝 薫子』(テレビ朝日系)を撮影していて、とにかく毎日が必死でした! あの頃に比べたら、今は楽しんで仕事をできるようになった気がします。そんな状態の中、松坂さんと共演することで、楽しくいろんなことを吸収できたらなって思います。

松坂慶子コメント

前回共演した際、桐谷さんがいつも一生懸命仕事に取り組んでらっしゃった姿を、今も覚えています。あれから5年。久々に再会した桐谷さんは、以前よりも天真爛漫で、明るくて…! ブログの文章などからも、意外とボーイッシュで、みんなを引っ張っていくタイプだということが伝わってきて、その素敵な成長ぶりを頼もしく感じました。そんな桐谷さんに刺激を受けながら、私も一生懸命頑張っていきたいです。
今回は私が45歳若返った姿を、こんなにかわいい桐谷さんが演じてくれるので、とってもゴキゲンです(笑)。劇中でも、この喜びをそのまま出せばいいんじゃないかなって思っているんですよ。作品自体もとても面白くなりそうで楽しみ! この物語は一人ぼっちになった澄さんが猫に助けられるところから始まりますが、実は私も猫を飼っているんです。こんなに素敵な作品に出られるなんて、これもうちの猫が運んできた縁かしら(笑)!? そんなことを考えながら、温かい気持ちになっています。今後も物語の中に流れる温かみに浸りながら、桐谷さんと楽しく同一人物を演じていきたいです。プライベートでも一緒にろくろを回したりなんかして、どんどん交流を図っていきたいですね!
…とまぁ、こんなふうに今では明るくポジティブな私ですが(笑)、20歳の頃はすごく多感で、将来の心配ばかりしてたんです。今振り返ると、「あんなに心配して損しちゃった!」って思うくらい(笑)。だから、自分の子どもには「人生、そんなに悪いことも起こらないし、とにかく楽しみなさい」って言ってるんです。そんな調子ですから、もし私も若い頃から人生をやり直せるなら、取り越し苦労はせずに明るく生きたいですね(笑)。