JR九州、西日本鉄道、福岡市交通局など九州の鉄道事業者11社局はこのほど、優先席付近における携帯電話使用マナーの変更について発表した。各社局とも12月1日以降、「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」と案内内容を変更する。

JR九州や西日本鉄道など、九州の鉄道事業者11社局も優先席付近の携帯電話使用マナーを変更

優先席付近の携帯電話使用マナーに関しては、2013年1月の総務省の指針改正や、スマートフォンの普及に代表される携帯電話の利用形態の変化などにより、各地で案内内容変更の動きが拡大。関西エリアでは25社局が昨年7月から、関東・甲信越・東北地方でも37社局が今年10月から案内内容を変更。今月に入ってからも、東海地方の4社局が12月1日から案内内容を変更すると発表した。総務省指針では、携帯電話と植込み型医療機器(ペースメーカー)の装着部位との距離を15cm程度以上とするように求めている。

変更内容は駅や車内へのポスター掲出で知らせるほか、優先席付近でのステッカー掲出、車内放送による案内などで利用者への周知を図る。