KDDIは11月25日、グローバル・ブレインが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund(KOIF)」を通じて、スマホ学習塾「アオイゼミ」を運営する葵へ出資を行ったと発表した。

スマホ学習塾「アオイゼミ」

アオイゼミは中学生・高校生向けのオンライン学習塾として、場所の制約を受けない形で2012年6月より講義環境を提供。学習塾の授業をスマートフォンやタブレットにライブ配信するだけではなく、生徒同士や、生徒と講師の間でリアルタイムチャットによるコミュニケーションがとれるシステムを用意しており、実際の教室にいるような感覚で講師に質問が出きたり、クラスメイトが生まれたりすることを特長に成長している。

アオイゼミは、KDDIのスタートアップインキュベーションプログラム「KDDI∞Labo」の第5期プログラムに参加しており、KDDIは当初よりオンライン学習塾市場における有望なスタートアップ企業として支援してきた。サービスの構築支援や営業支援だけでなく、共同でKDDIケータイ教室の特別講座なども行っている。

KDDIは、アオイゼミの「世帯収入や居住地を問わず良質で安価な学習塾をお子さんに提供する」という企業理念への賛同と、今後も約1兆円の市場規模が見込まれる国内学習塾市場の可能性に対して出資を決めたという。今回のKOIFからの出資は、「KDDI ∞ Labo」卒業生では4社目となる。