コクヨは、文具の商品企画において、「A(エイス)」が運営するものづくりの共創・オープンイノベーションプラットフォームWemake(ウィーメイク)を利用し、文具のエンドユーザーと新商品を共創するべく「当たり前を更新する文具のデザイン」というテーマで、商品開発プロジェクトを開始すると発表した。このプロジェクトでは、新しい行動習慣や文化をも作ってしまうほどの革新を起こす文具を創りだすことを目指すという。

本プロジェクトの座組み概要

Wemakeは生活者と企業が商品を企画から共創できる、ものづくりプラットフォーム。Wemakeを介してプロジェクトへの参加者を公募し、参加者は3DCGや試作品のかたちでコンセプトを具体化した投稿を行う。そのコンセプトに対して、Wemakeに登録する一般消費者が自分が「欲しい」と思うかを判断基準に投票を行い、その得票数の多寡によって約100~200案(想定)のコンセプトを10案前後に絞り込む。そして、最終発表会で投稿者自らによるプレゼンを経て、最終的に商品化検討プロセスに乗せるコンセプトを数点選抜し、量産対応を進めるという。

Wemakeについて

コンセプト公募期間は2015年11月24日~2016年1月12日、共創による開発期間は2016年2月12日~2016年3月28日、最終発表会は2016年4月9日で、結果発表は2016年4月18日に行われる予定。

コクヨでは「当たり前を更新する文具のデザイン」の例として、下図の商品を挙げている。

「当たり前を更新する文具のデザイン」の例