Microsoft Edge

Microsoftは11月10日(米国時間)、「Supercharging JavaScript performance with asm.js|Microsoft Edge Dev Blog」において、Asm.jsのデモンストレーション用に「Asm.js Chess Battle」のページを公開したと伝えた。

このページをAsm.jsに対応したWebブラウザで閲覧すると、Asm.jsの最適化が有効になったプログラムとそうでないプログラムを対戦させ、Asm.jsが有効になったプログラムのほうが高速に次の手を推測してゲームに勝利する様子を確認できる。

Asm.jsはもともとMozillaで開発されたJavaScript最適化技術だが、Microsoftは同技術のサポートを表明。2015年6月にはプレビュー版を公開し、現在公開されている最新のMicrosoft Edge(Microsoft EdgeHTML 13.10532以降のバージョン)はAsm.jsをサポートしている。Asm.jsはJavaScript処理の高速化技術として有効だが、デバッグが難しくなる側面も備えている。しかし、現在のMicrosoft EdgeにはAsm.jsに対応したデバッグ機能が実装されており、F12 Developers Toolsから通常のJavaScriptと同じように操作できるようになっている。

Asm.js Chess Battleデモンストレーション例

Asm.js Chess Battleデモンストレーション例

Asm.js Chess Battleデモンストレーション例

Asm.js Chess Battleデモンストレーション例

MicrosoftはUniversal Windows Applications戦略の下、デスクトップからスマートフォンまで同一の技術の適用を発表している。Asm.js関連技術はWebアプリケーションのみならずデスクトップアプリケーションやモバイルアプリでも使用でき、今後の重要な技術の1つになると見られる。