日本交通グループのJapanTaxiは11月5日、コンカーと共同でタクシー利用料金の経費精算自動化サービスを開始した。

JapanTaxiが提供する「全国タクシー」は、「あなたのスマホがタクシーのりば」をコンセプトに、今いる場所にタクシーを呼ぶことができるアプリ。2011年12月にサービスを開始し、同社によると、現在全国47都道府県の約500都市、2万3000台以上(全国の法人タクシーの約10%)をカバーしているという。

コンカーが提供するConcur Travel & Expenseは出張・経費精算クラウドサービスで、出張申請、出張手配、出張旅程管理、出張先でのリスク情報把握、経費精算、領収書原本ののり付け作業、経費申請に至る一連のプロセスを統合、効率化するために外部サービスやアプリケーションとの連携を進めるオープンプラットフォーム戦略を推進している。

本連携サービスは、まず「全国タクシー」アプリを立ち上げ、タクシーの配車先を指定して「ネット決済」より注文し、その後に乗車。目的地で降車すると同時にConcur Travel & Expense に利用明細がeレシートの形式で取り込まれるようになっている。これにより、これまでのように降車後、領収書を紙で受け取り、後日スケジュールを確認しながら経費システムに入力するといった業務を省くことができる。

「Concur Expense」と「全国タクシー」のサービス連携イメージ

本連携サービスを利用するには、Concur App Centerよりセルフサービスで設定が可能となっている。

「全国タクシー」のコンカー連携アプリ画面