博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織となる博報堂DYグループ・次世代オウンドメディア・マーケティングセンターは11月5日、アイレップと共同で、アクチュアルデータを起点にしたオウンドメディアのコンテンツ開発ソリューション「HACC (ハック : HakuhodoDY Actual-data Content Creator)」の提供を開始した。

同ソリューションは、Web検索データなどのアクチュアルデータを解析し、企業や商品に関連する生活者のニーズや関心を探り、それらと企業や商品が訴求したい内容をつなぐ、オウンドメディアのオリジナルコンテンツを設計・制作するもの。オウンドメディアで蓄積されたデータの分析やマーケティング施策への分析結果の有効活用まで、一連のサービスとして提供する。

「HACC」の3つのサービスラインナップ

同ソリューションは、「HACC-Search」と「HACC-Creatio」「HACC-Analyze」といった3つのサービスで構成される。「HACC-Search」は、検索データなどのアクチュアルデータをもとにオウンドメディアで取り上げるべきコンテンツのテーマを定義し、生活者が興味を持つコンテンツを設計する分析サービス。「HACC-Creation」は、博報堂アイ・スタジオと博報堂プロダクツ、大広ONES、読広クロスコム、博報堂DYインターソリューションズ、スパイスボックス、NEWSYと、アイレップが連携し、コンテンツの質・量とコストを両立させる制作体制をワンストップで構築する制作・運用支援サービスとなる。3つ目の「HACC-Analyze」では、取得したデータから来訪者の属性や行動実態を把握したのち、広告配信やサイト内動線などの最適化から、マーケティング・ビジネス全体への反映まで、広くデータ活用の支援を行っていく。