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MicrosoftのSQL Serverエンジニアリングチームは10月28日(米国時間)、「SQL Server 2016 Community Technology Preview 3.0 is available - SQL Server Team Blog - Site Home - TechNet Blogs」において、次期バージョンへ向けたテクノロジープレビュー版となる「SQL Server 2016 Community Technology Preview 3.0」の公開を伝えた。同チームはこのリリースを重要な機能をすべて実装したSQL Server 2016へ向けた重要なマイルストーンと位置づけている。

「SQL Server 2016 Community Technology Preview 3.0」にはさまざまな新機能が含まれているが、特に注目されるのが「SQL Server R Services」と呼ばれるデータ分析・解析機能。これはプログラミング言語Rに対応したというもので、Rを使ってSQL Serverの扱うデータを分析や解析が実施できるようになることを意味している。Rはビッグデータ解析などで使われることが多いプログラミング言語で、データ分析や解析の分野で広く使われている。

ほかの注目点はメモリ内処理の改善、Stretchデータベースのアップデート、Polybaseにおける新機能の追加、JSONサポートの改善、Temporalサポートの向上、Query Storeの改善など。

SQL Serverエンジニアリングチームは今週開催されているPASS Summitの間にこのバージョンのダウンロードを提供するとしており、試したい場合には注意が必要。