DMM.com(DMM)が展開するロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」は10月29日、卓上ロボットアイドル「プリメイドAI」の予約販売が開始されたことを受け、記者発表会を開催した。

初披露された「プリメイドAI」3体。左から「プリメイドAI"マリ"」「プリメイドAIベースモデル」「プリメイドAI"ゆかり"」

プリメイドAIは、「自宅に劇場を作りたい」「自分だけのために本格ダンスをしてほしい」という開発者の思いから誕生したロボットで、Android搭載デバイスにダンスのプログラムと音楽をダウンロードし、Wi-Fi通信を行うことで、踊りを躍らせることができるもの。企画・開発・製造をロボットゆうえんち、監修・プロモーションをDMM.make ROBOTSが担当する。

「プリメイドAI」の仕様

開発元のロボットゆうえんち代表 岡本正行氏は「こういったロボットは通常、組立てキットで販売されるのが普通だが、プリメイドAIは組立て完成型で提供される。また、ロボット屋には“モーター1個1万円”という感覚があるが、このロボットには25個のモーターが搭載されているのにもかかわらず価格が安い。こういったところが画期的」であるとする。

価格は「プリメイドAIベースモデル」が13万8000円(11月末出荷予定)、有坂あこ氏のデザインによる「プリメイドAI"ゆかり"」が14万5000円(11月末出荷予定、限定300体)、佐久間結衣氏のデザインによる「プリメイドAI"マリ"」が14万5000円(12月末出荷予定、限定300体)となっている(価格はいずれも税抜)。プリメイドAIは今後、着せ替えへの対応や頭部の3Dプリント用のデータ公開、振付作成機能の追加を予定している。

記者発表会ではプリメイドAIたちが、3組のアイドルグループ「アイドリング!!!」「Cupitron」「アキシブproject」とともに、ロボットの動きとは思えない滑らかなダンスを披露した。

DMMは今後、さまざまなクリエイターやアイドルとプリメイドAIのコラボレーションを行い、日本国内だけでなく海外へも展開させていく考えだ。