オウチーノ総研は28日、「『秘密』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は10月16日~19日、対象は首都圏在住の20歳~59歳男女863名。

秘密がある人は約4割

「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはあるか」と聞いた。結果、「両親」に秘密がある人は36.7%、「恋人や配偶者」は37.4%、「友人」は34.9%、「職場の人」は35.7%だった。

「秘密がある」と回答した人の秘密の内容を詳しく見ると、「両親」の場合「異性関係」が14.9%、「恋人や配偶者」では「ヘソクリ・貯金」が14.3%、「友人」の場合「自分の過去」が13.2%、「職場の人」の場合は「自分の過去」と「異性関係」が共に13.5%で最多となった。ジャンル別でみると、「お金の使途」「ヘソクリ・貯金」「収入」「借金」といった金銭面が多かった。

「両親、恋人や配偶者、友人、職場の人に秘密にしていることはあるか」

「秘密がある」と回答した人を対象に、「秘密がばれてしまわないように、何か工夫しているか」を尋ねたところ、「自分以外の誰にも口外しない」という人が27.9%で最も多かった。以下「証拠を消す、隠す」が12.7%、「怪しまれても白を切る」が7.2%、「インターネットなどの検索履歴を消す、隠す」が4.0%と続いた。

具体的には「ごまかして他の話題にすり替える」(47歳/男性)「人の口に戸は立てられない。墓場まで持って行く」(34歳/女性)、「封筒や商品タグなど、家の外で捨てるか会社でシュレッダーにかける」(52歳/男性)、「データごと消す」(28歳/女性)などが挙がった。

「秘密がばれてしまわないように、何か工夫しているか」

「秘密がばれたことはあるか」という質問をしたところ、「ばれたことがある」という人は22.6%、「ばれたことはない」という人は77.4%だった。「ばれたことがある」という人の中で「人間関係に支障を来したことがある」という人は24.7%だった。具体的にどのような支障を来したか聞いたところ、「秘密をばらされて、ばらした人と二度と口を利かなくなった」(42歳/女性)、「友人関係がすべて崩壊した」(30歳/女性)などが挙がった。

そもそも「秘密」をどう思う?

「秘密があることについて、どう思うか」を尋ねたところ、「仕方がないことだと思う」という人が30.5%、「当たり前のことだと思う」が23.3%、「良いことだと思う」が6.4%、「後ろめたく思う」が5.8%、「してはいけないことだと思う」が1.4%、「その他」が2.4%、「何とも思わない」が30.2%だった。

「秘密があることについて、どう思うか」

肯定的な回答をした人からは「関係性によって言えること、言えないことがあるのは当然だと思うから」(33歳/女性)、「秘密にした方が円滑に進むこともあるから」(46歳/女性)、「何もかもあけっぴろげに話すことが良いこととは限らないから」(28歳/女性)といった意見が寄せられた。

一方、否定的な回答をした人からは「いつばれるか気になってしまうから」(45歳/男性)、「自分を信じてくれている人たちを裏切ってしまう行為だから」(34歳/女性)、「後々面倒なことになるから」(55歳/女性)などがあがった。