2015年12月18日といえば、スター・ウォーズファンはピンとくるはず。そう、ファン待望の映画最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開日だ。本編実写映画は、なんと前作の公開から約10年ぶりとなる。そんな映画を待ちきれない人に。

なんと、ハイアールアジアが10月29日、AQUAブランドからスター・ウォーズをモチーフとしたさまざまな家電を発表したのだ。「スター・ウォーズ」と「家電」の融合。これは見逃すわけにはいかない!

「スター・ウォーズが好きだから作った」と笑顔でコメントするハイアールアジアの代表取締役社長 兼 CEOの伊藤嘉明氏

こだわり抜いた等身大R2-D2型移動冷蔵庫

発表会の目玉は、なんといっても等身大サイズの「R2-D2型移動式冷蔵庫 ASR-RD6E」。こちらは6月に試作品が発表された製品だ。本体は等身大サイズのR2-D2デザインで、リモコン操作で前後左右と旋回走行ができる。

「移動式冷蔵庫」とあるように、胴体部分に保冷機能を内蔵。内容積は約6リットルで、350ml缶なら約6本、そのほかペットボトルなどの飲料を保冷可能だ。このため、ソファに座ってテレビを観つつ、リモコンでR2-D2を呼び、ビールを飲むといった夢のような休日を楽しめてしまう。

【動画】R2-D2冷蔵庫(開発機)の登場シーン
※音声が流れますのでご注意ください。

6月の発表会では開発機の紹介だったが、本日の発表会では実際に購入可能な「量産型」が登場。発表会場では、なんと3台のR2-D2が会場を沸かせた。さらに会場を驚かせたのは、その完成度の高さ。

足元の複雑なギミックや、頭部のセンサー類の配置など、映画そのままの姿だ。外観はもちろん、R2-D2が発する効果音に、首が回転する動き、LEDの点滅など細部まで映画そのもの!

それもそのはず、なんとこのR2-D2は、スター・ウォーズを作ったルーカスフィルムの監修を受け「映画に忠実に」作られているのだ。R2-D2本体の白い塗料の色も、映画に合わせて特注で作ったという驚きのこだわりっぷりだ。

舞台から量産型R2-D2が3機登場。頭を回転させる動きや、赤や緑に光るLED、そしてR2-D2が発する効果音も映画そのもの!ちなみに、移動速度は時速1kmほど。本体は充電式で、満充電時に約2時間の走行が可能だという

【左】【中】横から見ても、後ろから見てもR2-D2。頭部後ろのレンズ風ギミックなど、細部も忠実に再現されている! 【右】冷蔵庫なので、缶ビールならば6本保冷可能。まさか、生きているうちに、R2-D2に冷たいビールを持ってきてもらえるようになるとは!

R2-D2といえば、1977年に公開された映画の1作目「エピソード4」から登場。物語の最初に、レイア姫のメッセージ映像を届けるために派遣されたロボットだ。スター・ウォーズの壮大な物語は、このメッセージを観たルーク・スカイウォーカーが冒険に旅立つところからはじまる。

そして、今回発表されたR2-D2も、なんとMiracastデバイスと接続して映像を表示できるプロジェクター機能を搭載! さすがに映画のような3D映像は投影できないが、家でスター・ウォーズごっこをするには十分のクオリティだ。

【左】【中】R2-D2の頭部をパカッと開くと、プロジェクター用の投写レンズが。映画では映像を投影するレンズはこれじゃなかった気もするが……そのあたりはご愛嬌? 【右】白い壁に向かって映像を投影するパフォーマンスも行われた。プロジェクターの解像度は1,280×720ドット、アスペクト比は16:9、輝度は32ルーメン、コントラスト比は80,000:1

本体サイズはW650×D620×H950mm。重量は約50kg。価格はなんと税別998,000円! しかし、動いて「R2-D2」語をしゃべる冷蔵庫を見ていると、むしろ安く感じるから不思議なものだ。ちなみに、予約は10月29日から受け付けており、12月中旬から順次発送予定。今から予約すれば、新作映画を観て家に帰るとR2-D2がお出迎え……なんてことがあるかも?

こ、これは……!?