Intelは10月16日(イタリア時間)、同社の小型モジュールである「Curie」を搭載したメイカーや教育現場、組み込みエンジニアなどに向けた開発ボード「Arduino 101(米国以外での製品名はGenuino 101)」を発表した。

同ボードは、加速度計やジャイロスコープ、Bluetooth Smartによるネットワーク接続機能などを備えているため、手軽にスマートデバイスやインターネットに接続可能なデバイスを開発することが可能だ。また、Arduinoのオープンソース電子プラットフォームとして提供され、無償で利用可能なハードウェア・デザイン、外部の拡張コンポーネントを提供する広範なエコシステム、ソフトウェアのプログラミング環境といった特徴も兼ね備えている。

また、現在300以上の学校で採用されているCreative Technologies in the Classroom(CTC)のフィジカル・コンピューティングのコースにも採用される予定で、同社では今後の数年間で、世界中の学校にCTCプログラムを普及させるためにArduinoと協力していくとしている。

なお同ボードは、2016年代1四半期より提供が開始される予定で、希望小売価格は30ドル(税別)としており、Amazonのほか、Conrad Electronic、Farnell Element 14、Microcenter、Mouser、RadioShack、RS Components、SparkFunなどで入手が可能だという。

Arduino 101(米国以外ではGenuino 101)のパッケージとボード外観

Arduino 101の基本スペック