大日本印刷(以下、DNP)はこのたび、Niantic Labsが提供する位置情報を活用したスマートフォン用ゲームアプリ「Ingress(イングレス)」とコラボレーションすることを発表した。これより11月初旬から、DNPグループの書店となる丸善・ジュンク堂書店・文教堂の281店舗が、Ingressの「ポータル」としてゲーム中に登場する。

同コラボレーションは、DNPが提供する「honto(ホント)サービス」を、より多くの生活者に利用してもらうことを目的としたO2Oマーケティングの一環となる。同サービスは、丸善・ジュンク堂書店・文教堂の店舗と、電子書籍・紙の本を販売するサイト「honto.jp(ホントドットジェーピー)」を連携させたもの。丸善・ジュンク堂書店・文教堂をポータルとしてIngressのゲーム内に登場させることで来店促進を図り、サービスのさらなる普及を目指す。

なお、Ingressとは、現実と仮想の世界を融合させたスマートフォン向け陣取りオンラインゲーム。プレーヤーは、2チームのうち1つを選び、拠点(ポータル)をつないでテリトリーを拡大していく。ゲームには現実の地図が活用されており、各ポータルは実在の施設や芸術作品などのランドマークとリンクし、実際にそれらの場所を訪れて特定のアクションを起こすことで、ポータルを自分のチームに取り込める仕組みとなる。