川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(神奈川県川崎市多摩区)の総入館者数が、14日12時の回を持って200万人を突破した。

左から伊藤善章藤子プロ社長、林さん家族、大倉俊輔藤子ミュージアム館長

2011年9月3日にオープンした川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムは、藤子・F・不二雄の世界を未来へつなぐミュージアム。原画展示をはじめ、漫画が読めるコーナー、キャラクターたちに会える屋上スペース、キャラクターメニューが味わえるカフェなどが楽しめる。このたび、10月14日12時の回をもって、開館以来の総入館者数が200万人を達成。約4年での大台突破となった。

記念すべき200万人目の入館者は、千葉県習志野市から遊びに来た林さん家族。スタッフが「200万人目のお客さまです。おめでとうございます!」と声をかけると驚き、そしてすぐに笑顔に。その後行われたセレモニーでは、大倉俊輔館長から記念品として1/2ドラえもんや、複製原画などのオリジナルグッズが贈呈された。1歳の百花ちゃんが明日誕生日を迎えるお祝いも兼ねて、初めてミュージアムに来たという林さん家族。百花ちゃんは「ドラえもんと遊びたい!」と言い、6歳の颯大くんも「スモールライトで小さくなってみたい。それから、どこでもドアでおばあちゃんの家に遊びに行きたい!」とはしゃいだ。

大倉館長は「オープンから4年で200万人ものお客さまをお迎えすることができて、大変うれしく思っています」と喜び、「すべては藤子・F・不二雄先生のお力だと思います。『ドラえもん』をはじめとする作品の持つ力のすごさ、先生が作品を通して読者におくった思いが今もしっかりと受け止められ、現役で生き続けているのだと思います」とコメント。また、「年々外国からのお客さまが増えてきており、先生の作品がグローバルな魅力をもっていることをあらためて感じています」と語り、「先生の残された大切な原画をしっかり収蔵・保管し、未来へつないでいくのがミュージアムの大きな目標です。同時にさまざまな企画展を通して、世界中の人々に先生の魅力を伝えていきたい」と意気込んだ。

なお、12月1日には、藤子・F・不二雄氏の故郷、富山県高岡市に高岡市 藤子・ F・不二雄ふるさとギャラリーがオープンする。