帰宅前にエアコンのスイッチオン

最後に紹介したいのが、グラモの高機能学習リモコン「iRemocon Wi-Fi(アイリモコン ワイファイ)」だ。家庭内で使われているリモコン信号を学習させることで、リモコン制御できるさまざまな家電を、iRemocon一台から操作可能にする。iRemocon本体は各種センサーや通信・制御機能を搭載したステーション的な役割を担い、直接は家電を操作できない。家電のリモコン操作にはスマートフォン向けアプリを使用する。そのため、屋外からスマートフォンを使って家電をコントロールすることも可能だ。

手前の黒い円盤状のデバイスが、スマートフォンを利用してエアコンや照明などを操作できる「iRemocon Wi-Fi」。左上の電源タップは参考展示品。「iRemo Tap」(仮)という名称で、外出先からオン・オフを切り替えられる

iRemocon本体には、室内の温度や湿度、照度をモニタリングするセンサーが内蔵されている。外出先からでも家電を操作できるとはいえ、屋内の様子がわからないとスイッチを入れればいいのか、消せばいいのかを判断できないこともあるだろう。iRemoconを利用すれば、帰宅前に希望の室温になるよう、エアコンの設定温度などを調整できる。

【左】環境センサーを搭載。【右】操作画面のイメージ