ボルダリングってご存じですか? 最近は都内にもボルダリングのジムが増えてきているようです。近年注目されている壁登りのスポーツです。ここで紹介するのは、このボルダリング上達に必要な記録用紙、名付けて「ボルダリング・ロガー」を自分で作るアイデアです。

手作りのボルダリング記録用紙、その名も「ボルダリング・ロガー」です

ボルダリングは腕ではなく「脚」で上るもの

初心者用のものは垂直に、中上級者用は迫ってくるように傾斜がついている壁に「ホールド」という様々な形の突起が付けられていて、それに手や足をかけて登っていきます。

どんなスポーツでもそうなのですが、上達するのにはコツがあって、そのコツを忘れないようにしておくのがよいのです。

例えば、ここで紹介するボルダリングの場合、ボルダリングのことを知らない初心者は「腕で登るもの」だと考えると思います。筆者も最初はそう考えてました。

でも違うのです。特に初心者のうちは違います。腕ではなくて、脚で上るのです。

早くうまくなるには記録が大事!

ただがむしゃらに楽しんでもいいのですが、そういうたくさんのコツを教わりながら、考えながら登ると、それなりに上達しますし、楽しみ方も立体的になります。

それに何より、記録しないで壁を登っていると、自分が何回登ったのか、何回成功したのか・失敗したのかをすぐに忘れてしまいます。それってもったいないですよね。

そこで、ボルダリング中に考えたり、インストラクターに教えてもらったアドバイスを記録しておく「ボルダリング・ロガー」を考えました。

以下の写真は、筆者が初期の頃に使っていたボルダリング・ロガーです。

作り方は簡単で、コースの写真をデジカメで撮影し、画像ソフトで切り抜いて印刷してできあがり。これに登った回数や「どこに手を置いたのか」などを記録していました。

これが最近の「ボルダリング・ロガー」です。壁のホールドの見取り図は、もう不要なレベルになっていて、それよりは、その壁の、それぞれの「面」にあるいくつかのコース (ワインマークとか菱形のマーク) が大切になっています。

筆者は毎回これを印刷していって、登った回数や成功・失敗などの記録をメモしています。

ボルダリングは、登る時に指にチョークをつけるので、スマホなんかだと画面が汚れて傷ついてしまいます。ですから、紙に印刷してマジックでざっくり書き込むのがシンプルで使い勝手がいいのです。

というわけで「ボルダリング・ロガー」。「ソックスは薄いのがいい」といったアドバイスをもらったことも記録してあります。

楽しいですよ。この秋、トライしてみませんか?

執筆:ベル・エキップ
未来生活デザイナー。著書に「手で撮るようにわかるデジタルカメラ徹底活用術」(二期出版)、「人に聞けないパソコン何でも相談」(日本経済新聞社)、「ライフログ入門」(東洋経済新報社)、「記憶する道具」(NTT出版)など多数。

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