こんにちは、SMMLabの藤田です。

10月1日から日本国内でもInstagramの運用型広告がスタートしましたが、企業規模に関わらず自社で設定した予算内で出稿出来ること、Facebookの精緻なターゲティング機能を活用できること、パワーエディタから簡単に出稿できることなどから、続々と活用企業が増えています。

まだ開始から1週間ではありますが、出稿直後の運用実績を少しご紹介しますと、リンク広告でCTR2.48%~1.55%、CPC¥36~¥50、アプリインストール広告でCTR0.78%~0.42%、CPC¥77~¥105と、上々の効果が出ています。同じターゲットで出稿した場合、InstagramのCPCがFacebookに比べて約1/3となった事例もあり、これからの運用次第でさらに期待が出来そうです。

Instagramの運用型広告もFacebook広告同様、入札方式となりますので、Relevance Score=関連度スコアが重要です。関連度スコアは、広告のターゲットオーディエンスから得られる反響(肯定的なフィードバックおよび否定的なフィードバック)を予想した数値のため、広告に対する反応やフィードバックが集まるにつれて、随時更新されます。そのため画像、コピー、オーディエンスを最適に組み合わせることが、より効率のいい広告配信につながります。

参考:Facebook広告の関連度スコア
https://www.facebook.com/business/news/JA-relevance-score

Instagramでの関連度スコアを考えた場合、やはり画像クリエイティブの質が重要であることは間違いありません。そこで今回は、現在出稿している企業はどんな広告クリエイティブを配信しているのか?出稿事例をまとめてみました。

Instagramの公式アカウントが広告開始を知らせるために出稿した広告

※ご注意
- 藤田の個人デバイスでの調査ですので、40代女性でターゲティングされている可能性が高いことをご承知ください。 - 実際にどのような広告が配信されているかの参考にしていただく目的ですので、広告効果を保証するものではありません。

1. コスメ・美容

文字入りと文字なしを配信していますが、文字入りのほうが「いいね!」が多く付いていますので、関連度スコアが高いかもしれません。

ユーザーの投稿のような質感の画像を上手く使っています。

Instagramの世界観を意識したレイアウトを工夫しています。

この2つは自社アカウントからではなく第三者のアカウントから配信された広告です。

2. ファッション

左の広告はシネマグラフという技法を使った動画広告になっています。

セブン&アイもJUJUのアカウントから第三者配信で出稿しているようです。

3. 飲料

サッポロビールはハロウィーンをテーマにしたキャンペーンへの誘導に利用しています。

4. サービス

5. 旅行

6. キッチン雑貨

テーブルコーディネートの雰囲気や俯瞰のレイアウトなど、Instagramで人気のあるスタイルを取り入れています。「購入する」というCTAボタンを使って、購買に直結した広告になっています。

7. アプリ

ゲームやアプリのインストールを促す広告も今後増えてきそうです。

いかがでしたでしょうか? こうして並べてみるとInstagramユーザーには20代女性が多いということで、今はまだコスメや美容関連、ファッションなどのジャンルが多くなっていますが、どれもInstagramの世界観に合わせて工夫がされていることが分かりますね。画像のクリエイティブ以外でもCTAボタンやハッシュタグの使い方などもぜひ参考にしてみてください。

本稿は、ソーシャルメディアマーケティングラボにて掲載された記事を転載したものです。

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