夏の残暑も厳しくなく、涼し気な充実の秋がやってきた。この時期になると、朝の時間の使い方を見直すにはもってこい。といっても、朝活をしようというのではない。仕事を始めるまでにできることがたくさんある。

The Next Webが記事「生産性倍アップのためのガイド完全版(原題:A complete guide to designing your morning routine to double your productivity)」で科学的根拠に基づいた朝の時間の使い方をアドバイスしている。

自然光で起きよう

可能であれば、スマホや時計の目覚まし音ではなく、自然光で起きると良いようだ。

人間は本来、目覚ましで起きる習慣はなかった。目覚ましの音が聞こえると、私たちの脳内に何が起こっているのか。

眠っている間に出るセロトニンは幸福感につながるホルモンだが、目覚まし音を聞いた途端に、覚醒を制御するドーパミンが放出され、幸福感がかき消されてしまうというのだ。

そのため、目覚ましのような人工音で起きた時は、不機嫌になりやすいという。

瞑想する

瞑想にもいくつかあるが、どの方法であっても生産性が確実にアップし、さらには記憶力も良くなるという。

fMRIを利用したある調査では、20分瞑想すると脳内のベータ波が減ることがわかった。

ベータ波は、心配が高まったとき緊張時などの状態に出ると言われている。落ち着きを得てスタートすることができそうだ。

習慣づけ

Barack Obama米大統領は朝に何を着るか、何を食べるかという意思決定を減らしていることで知られている。

同じような洋服、ネクタイを着ると決めておけば、その分の脳のリソースを他の重要な意思決定に回せるという考えからだ。

Obama大統領にならって、いくつかのセットを作って着回しても良いかもしれない。また、朝食もご飯かパンかを曜日で決めておくなど、迷わない工夫ができそうだ。

一番やりたくないことを最初にやる

やっかいなことを後回しにすると、その後ずっと脳の片隅に残ったまま1日を過ごすことになる。

上司への悪い報告など重荷になっているものを思い切ってやろう。朝は前頭前皮質が最も活発な時でもあり、学習にも最適とのことだ。

To-Doリストよりも1つに絞る

To-Doリストは、一つのタスクに要する時間を考慮せず、急ぎか重要かなどの優先順位もない。その割には、リストを見てため息をついたり、焦るという事態を招く。

それよりも、何をやるかを1つを決めて達成する方が良いという。もちろん、すぐに終われば次の1つを決めれば良い。

記事ではこのほかにも「ごほうび」についても見直しを薦めている。

ごほうびはやる気アップにつながるが、ごほうびが機能するのは「きっかけ→ルーティン→ごほうび」だ。

遅起きを改善しようと思ったら、早く起きたときは朝食をリッチにとごほうびを考える前に、スタートとなる「きっかけ」を考える必要がある。

きっかけは、「位置」と「人」「その前の行動」「感情」「時間」の5カテゴリがある。

遅起きを改善するには、目覚ましを止めて、あと10分寝る習慣を変える必要がある。あなたより早く起きて、コーヒーを淹れてくれる人がいればという前提ではあるが、コーヒーの匂いをきっかけにしてはいかがだろう、と記事で提案している。