最近は年配の方も若い人も地方に移住する人が増えており、実際に地方移住を検討中だという人も多いのではないでしょうか?

しかし、地方移住をして成功する人もいれば、収入が減って生活が苦しくなってしまったり、支出が思ったより減らなかったり、または地域になじめないなどの問題で、失敗してしまう人もいるのです。

失敗する人の多くは地方移住するということに対してぼんやりとしたイメージしか持たないまま実行に移した人、つまり見通しが甘かった人が多いとも言われています。そこで、今回は最適な移住先を見つけるために必要な、「地方移住」の場所について考えてみたいと思います!


地方=田舎とは限らない


最近トレンドの地方移住と、もう少し前の時期から「定年後の人生」を送るという意味での「田舎暮らし」は混同されがちですが、実は違うものではないでしょうか。限界集落や離島に移住して、畑を耕しながら暮らすというイメージですよね。

でも、地方移住にはもっと幅広い選択肢があるはずです。大まかに整理してみますと、以下の3パターンに分けることができるのではないでしょうか。

田舎暮らし
従来の「地方移住」のイメージ通りの暮らし方です。自家用車が必須な場所での暮らしで、大自然の中で生活します。東京に住んでいる人ならほぼ確実に転職を迫られますし、現地での仕事の目途を付けておかなければ危険です。

また、地方は住居費が安くなると言われているものの、物件自体が豊富にあるとは限りません。そして、見ず知らずの都会から来た人に簡単に貸してくれるとも限りません(都会よりも、個人間の信頼が重視される傾向があります)。


地方都市暮らし
旅行ですら行ったことの無いような田舎に暮らすのではなく、地方の都市に移住するという方法です。東京の方からすれば大阪や名古屋、福岡などが地方都市ということになるでしょうか。他にもさまざまな規模の地方都市はありますから、現在大阪に住んでいる人が広島市に移住するなど、よりコンパクトな地方都市に移住することもできます。

今より小規模な地方都市に移住することによって住居費等が抑えられるほか、あくまでも「都市」なのでライフラインが整っていて生活がしやすい、というのが魅力です。転職先も比較的見つけやすいと言えるでしょう。

郊外暮らし
「東京から沖縄へ」といった大規模な移住ではなく、「23区から23区外へ」という移住の方法もあります。東京都内にも自然豊かな土地がたくさんありますから、その中から自分の理想の暮らしができそうな土地を選びます。郊外暮らしであれば、転職をせずともなんとか通勤できる可能性もありますし、「ダメだったらまた戻ればいい」とやり直しもしやすいのではないでしょうか。


移住に求めるものを整理してから考えよう


移住するなら、「もっと生活コストを下げてゆとりある生活がしたい」、「満員電車に乗りたくない」、「子供を自然豊かなところで育てたい」などさまざまな目的があるはずです。

ぼんやりとしたイメージだけでなく、具体的にどういう暮らしがしたいのかを考えてみましょう。我が家はまさに「郊外暮らし」に該当すると思うのですが、もっとも重視したのは「住居費の安さ」です。次に、子供を育てやすい環境であることと、通勤がしやすいことでした。

その結果、わたしか夫のどちらかが失業したりして収入が減っても、一人分の稼ぎで十分暮らしていける家賃のところに住んでいます。

また、地方移住を成功させるには、住みたい土地に実際に何度か足を運ぶことが大切だとも言われています。いきなり憧れだけで始めても思い通りにならないことも多いはずですから、しっかり考え、しっかり下調べをしてから移住を決めましょう。(執筆者:吉見 夏実)