電通は9月25日、西武鉄道 池袋駅地上1階 改札外にて、デジタルサイネージによる広告事業を10月5日から開始することを発表した。同事業では、西武池袋線・池袋駅の1階改札外の柱6本に各4面、計24面の84インチ、もしくは70インチ縦型のデジタルサイネージ「池袋駅スマイル・ステーションビジョン (B-1エリア)」を設置し、広告を配信していく。

同社によると、展開場所として池袋駅スマイル・ステーションビジョンを選んだ理由は、駅構内で最も人通りの多いエリアの1つであるほか、待ち合わせスポットでもあるため、より多くの人々へのリーチと、より長い時間の広告接触が見込まれるためだという。また、84インチのディスプレイは、フルHDの4倍の高解像度である4Kに対応。高精細でアイキャッチ性の高い映像放映が可能だ。

9月28日より実証実験コンテンツを放映予定  ※合成イメージ

今回の広告販売開始に先立ち、9月28日~10月4日までの7日間、日本テレビの新土曜ドラマ「掟上今日子の備忘録」のキャラクターが登場する「データトリガーサイネージ」を実証実験として放映する。同企画は、外部データを取り込み、再生時に自動合成加工する「リアルタイムレンダリングエンジン」を活用したもの。今回は東京エリアの天気と時間の情報をサイネージに自動的に読み込み、それに合わせたコンテンツを放映していく。

電通は、今回の実証実験を踏まえた上で、「データトリガーサイネージ」の商品化について検討していく考えだ。