オウチーノは9月16日、「育児ストレス」に関する実態調査の結果を発表した。調査は首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~45歳の既婚男女(子ども有り)を対象にインターネット上で行われ、9月4日~7日の期間に700人から回答を得た。

「頻繁にある」と「時々ある」を合わせると、女性は8割以上が「育児ストレス」を感じた経験があると回答

はじめに、「育児ストレスを感じたことはありますか? 」と聞くと、「頻繁にある」(28.9%)、「時々ある」(42.9%)を合わせて71.8%が育児ストレスを感じていることがわかった。

男女で比較すると、男性は育児ストレスを感じている人(「頻繁にある」もしくは「時々ある」と回答した人)が59.5%だったのに対して、女性は84.0%と高かった。

半数以上の母親が「些細なことで子どもに怒鳴ってしまった」と回答した

育児ストレスを感じると回答した人を対象に、「育児ストレスが原因でついやってしまったことはあるか」について調査した。すると、「ささいなことで子どもに怒鳴ってしまった」という人が突出して多く、男性は36.7%、女性は57.4%と半数を超えた。また、「特になし」と回答した人は、男性が40.4%だったのに対し、女性は15.6%だった。

具体的に何をしてしまったか聞くと、「寝不足で疲れているときに、構ってほしい子どもにうるさいといってしまった」(38歳男性)、「夫が子育てのイライラを理解してくれず、けんかになった」(38歳女性)などがあがった。

ママ友と相談すると回答した女性は24.5%

最後に回答者全員に「育児ストレスの解消法は何ですか? 」とたずねた。男性は「夫婦でコミュニケーションをとる」が最も多く32.7%、「睡眠をとる」が22.9%、「1人の時間を作る」が18.5%と続いた。

一方で女性の場合は、「睡眠をとる」(29.8%)、「ママ友と話す・相談する」(24.5%)、「おいしいものを食べる」(23.3%)が上位に入った。

同社は調査結果を受けて、「イクメンが増えてきたとはいえ、育児ストレスの夫婦差はまだまだ大きく、真の『男性の育児参画』とは言えないようだ」とコメントしている。