高性能化したEVFも見どころ

内蔵EVFの高性能化も見逃せない。表示デバイスには応答性のよい236万ドットの有機ELを採用。ファインダー光学系も大型化しており、倍率やアイポイントといったスペックも向上している。

高性能化をはかった内蔵EVFは上方90度まで向きを変えられるチルト式。アイセンサーによるモニターとの自動切り替えは速く快適だ

カスタムメニューの「LVF表示スタイル」で、ファインダー内のライブビュー映像の大きさを変えられる

ファインダー像はクリアでシャープ。表示の遅延もきわめて短く、動く被写体を追うのも容易そうだ。ファインダー像も大きく、高精細であるため、拡大しなくてもある程度はピントの良否がつかみやすい。また、アイポイントが長いので、メガネをかけていても画面の隅までしっかり見えるし、目の位置が多少ズレても見づらくならないのもいい。

背面モニターは3.0型・104万ドット、静電容量式のタッチパネル付きだ。ここまではGX7も同じだが、本機は表示デバイスに有機ELを採用。左に開いて前後にも回転するフリーアングル (バリアングル) 式となった。GX7は上下チルト式で、横位置ではロー/ハイアングル撮影が容易だが、縦位置では不便だった。それに対して、フリーアングル式なら縦位置でも画面を見やすい向きに動かせる。格段に使い勝手が向上しているのだ。

フリーアングル式のモニター。縦位置でもロー/ハイアングル撮影が容易に行えるのが強みだ

画面いっぱいにライブビュー映像を表示するモード。水準器が画面中央にドーンと表示されるのは疎ましい

こちらはライブビュー映像を少し縮小して表示するモード。画面全体を瞬間的に見渡しやすいので、スナップなどの撮影には便利

AFまわりも大きく進化している。パナソニックのAFは、理論上は位相差検出方式よりもスピード面で不利とされるコントラスト検出方式だが、速さ自慢のハイブリッドAF機に勝るとも劣らない高速性と正確さを誇っていた。そこに、GH4などで高い評価を得ている空間認識技術も採用。さらに高速かつ高精度なピント合わせを実現している。また、AFエリア (測距点) の数も、GX7の23点から49点に増強。49点での自動選択AF、4点ないし9点のAFエリアをグループ化できるほか、複数のAFエリアを自由に組み合わせることもできるなど、きわめて柔軟な運用が可能となっている。

実写でのAF撮影も非常に快適だった。一眼レフならピントが迷ってしまうような壁面などにも容易にピントを合わせてくれるし、スピードもある。ストレスをまったく感じない快適さだった。

49点のAFエリアから、任意の4点ないし9点のAFエリアだけを選んで自動選択AFも可能

「フリー」モード時は、49点の中からAFエリアを自由に選ぶことができる。撮るもの、撮り方が決まっているときに便利

ISO感度の設定範囲は、常用でISO200からISO25600まで。撮影メニューの「拡張ISO感度」をオンにすると、ISO100が設定できる

30コマ/秒の超高速連写が可能な「4Kフォト」機能を搭載。書き出される写真は800万画素になるが、動く被写体をよく撮る人には強い味方になってくれる

バッテリーとメモリーカードは底面。CIPA基準の撮影可能枚数はモニターs使用時330枚、EVF使用時310枚となっている