プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は8月20日、日本マイクロソフト、アイスランドのAnnataと、Annataのディーラー業務管理システム(DMS:Dealer Management System)製品「Dynamics IDMS」の日本展開サービスにおいて協業を開始したと発表した。

同協業では、自動車・産業機械(建機、重機、農機など)業界を対象に、PwCが提供する販売・在庫管理・アフターサービス管理などのディーラー業務に対するコンサルティングサービスと、マイクロソフトが提供するERP製品「Microsoft Dynamics AX」、Annataが提供する「Microsoft Dynamics AX」上のISV製品「Dynamics IDMS」を組み合わせ、DMS領域の課題抽出から導入・定着まで一貫したサービスを提供する。

新サービスでは、車両本体の基本情報管理機能、部品やオプション品の販売・在庫管理機能、アフターサービスを含めた車両本体をベースとした履歴情報管理機能を保有できるほか、これらの情報による定期メンテナンスや部品交換タイミングなどの把握と販売計画の立案が可能となる。

PwCは、日本マイクロソフトおよびAnnata社と協力し、DMS領域におけるセミナー開催をはじめとする共同マーケティング活動も展開。第1弾として、10月に東京都内で自動車・産業機械業界の販売部門およびIT責任者を対象に、グローバル管理基盤強化に関するセミナーを予定している。

プライスウォーターハウスクーパース、日本マイクロソフト、Annataの協業における役割