フロムスクラッチは8月19日、次世代型マーケティング・プラットフォーム「B→Dash」において、AIを搭載したマーケティング・オートメーション機能を新たに実装し、自動解析・最適化・施策提案が可能になったと発表した。

「B→Dash」とAIを搭載した従来のマーケティング・オートメーションの比較

新機能は、マーケティングプロセスにおける集客施策領域だけでなく、販売促進や売上・顧客管理の領域までを対象とする。これにより、最も収益が最大化されるカスタマージャーニー・ベストプラクティスの自動解析・要因分析や次回施策の提案、改善案の提示を実現したという。

仮説生成の段階では、新機能によりLTVを基点とした分析が可能となり、ユーザーがどの施策から流入・回遊し、どのようなステップでエンゲージメントされるとLTVが最大化されるのかといったベスト・プラクティスを、AIが自動で明らかにする。それを基に、どのような施策を打てば収益が最大化されるのかといった次回施策の提案のレコメンドを行う。

また、業務やレポート作成業務の自動化により、マーケターはマーケターにしかできない業務が可能に。ツールが代替できる業務を代替させ、それにより空いた時間を利用し、マーケターは人間にしかできない戦略策定業務等を行う。本質的な自動化の実現により、マーケターを作業員から戦略家へと変えていくことができるという。

同社は今後、積極的・継続的にAI分野への研究開発投資を行い「B→Dash」の機能強化を行い、2015年内に300社への導入を目指す。