富士ソフトは8月3日、大学による再生医療研究の事業化を推進する「再生医療アカデミアモデル」の提供を同日より開始すると発表した。

現在、大学が再生医療研究に着手する際や再生医療研究においての課題としては、細胞培養センターの建設や運用費用、研究長期間におよぶことにより、研究者の人員確保や技術継承の難しさ、施設の適切なメンテナンスが実施されないために実験の正当性が証明出来ないなどがあり、再生医療研究の事業化の障壁となっている。

同サービスでは、再生医療等安全性確保法やGLP、GCTPに準拠した上で、研究者の作業トレーニング、実験計画書の作成やレビュー、再生医療を軸にした知財移転や研究および事業化支援、研究段階で培養された細胞の凍結保存などを行う。また、特定細胞加工物製造許可証を取得した富士ソフト・ティッシュエンジニアリングの細胞培養センターを使用するため、非臨床試験から臨床試験までをワンストップサービスで提供することができるとしている。