凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」は30日、主婦を対象とした2015年の商品値上げに関する意識調査の結果を発表した。それによると、2015年1月以降、食料品や日用品の値上げを実感している人は93.3%で、うち89.3%が家計への影響が大きいと答えた。

半数が「これ以上値上がりしたら困る」

特に値上げが大きいと感じる商品は、バター、牛乳、トイレットペーパーなど。バターは料理でよく使用し、牛乳は特に子供のいる家庭で毎日飲むので困っている人が多かった。また、毎日使うトイレットペーパーも節約しようがないとの回答が寄せられた。

あなたのご家庭にとって、特に値上げの影響が大きいと思う商品を3つまでお選びください

値上げ対策を聞くと、「外食を減らす」が55.9%、「食費を節約する」が53.7%。食費の節約では、「ポイントカードの活用」や「クーポンの活用」が全世代共通して多かった。世代別に見ると、20代は「節約レシピの実践」、30代は「まとめ買い」、40~50代は「チラシ・電子チラシを見て特売品を購入」など、世代によって違いが見られた。

商品の値上げについて尋ねると、約4人に1人が「仕方がない」と答えた一方、給料が上がらないのに食品や日用品ばかり値上がりして家計が苦しい、これ以上値上がりしたら困るとの回答が約半数に上った。また、夫婦間や親子間で食費節約による争いごとが起きた家庭もあった。

調査期間は2015年6月26~28日、調査方法はインターネット、有効回答は20~59歳の主婦824人。